仕事の理想は、執着を捨てて執念を持っている状態だと思う。

こんにちは、ニッタチャンです。
今日は「仕事の流儀」的な話です。

執着と執念。

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<目次>
①執着と執念
②あなたはどうですか
③執着を無くし執念を持つには

①執着と執念

よく「仕事は情熱を持って進めろ」などと自己啓発本に書いてありますが、間違った情熱の持ち方をしている人が多いなと思います。

情熱の持ち方には「執着」と「執念」の2タイプあると思います、違いが分かりますか?

「執着」は、自分のやり方・進め方を押し通すことに過剰なコダワリを持って仕事をすること。

「執念」は、(やり方を変えてでも)目的達成のために色々なことを柔軟に、精力的に仕事進めること。

こう比較すると分かりやすいですが、「執着」はよろしくありません。「執念」を持つことが良いと分かります。

②あなたはどうですか

本来正しいのは「執念を持つ」ことだと思いますが、整理すると「仕事の目的はコレだから、今のやり方と変わってしまうけれど別案を採用して進めましょう」という考え方です。柔軟だということ。

一方、執着を持つということは、「自分が考えてる仕事のやり方は絶対のはずだから変えたくない、その上で目的達成するために相手の意見を叩き潰してでも自分の案を押し通すぞ」ということです。柔軟さがありませんね。

皆さんは「そんな!私は執着を持つなんてしてないよー(笑)」と言い切れますか?

「おまえの意見は違う、私が正しい」という感じで攻撃的に押し通す人もいれば、無言でなぁなぁにして押し通す人もいます。
また、柔軟な発想ができないから「やり方は1つだろう」という先入観で「え!どれすればいいか分かりません!」とテンパって仕事のやり方を変えられない人もいます。結局不要な仕事を徹夜でやったりします。
他には「正規の手順はこれだですから無理なんですぅ・・」と、お役所よろしく消極的スタンスで柔軟対応しない人もいます。

色々パターンはありますが、意外と振り返れば「あの時は私が譲れば全体としてうまく進めたのではないか」「細かい話だったけど私に執着あったなぁ」などということがあると思います。

自己反省ですが、ぶっちゃけ私は執着を持つことが多いです。「この商品は自分が作ったから売上高めたい」などと自分のことばかり考えて「全社的に売上高を高めること」をおろそかにしたりした経験があります。

③執着を無くし執念を持つには

執着から執念への転換方法は1つしかないと思います。それは「自分の/が」ではなく「相手がどうなるか/どう受けとるか」という思考にすることです。

例えば「部長は事業部売上に責任があるから、全体最適を考えると部としての売上に効く別商品をプッシュした方がいいな」などと考えることです。

また、重要なのは「議論途中で意見を切り替えること」だと思います。初期の意見は自分中心になるのは当たり前です、一人で考えたのですから。

一人で考えた意見をぶつけ、相手の要望を踏まえて「ああ、じゃあ別プランにしましょ」と言える懐の深さが重要です。

更に言えば議論に臨む直前には「結論は変わるかもな、でもここまでのラインなら僕はオッケーかなぁ」「別プランになったとき自分の仕事量大丈夫かな」などと先に考えておくことです。

また、執念を持つポイントは「全体目標を明確にしておく」ことです。「チームの目的は利益ですよね」「利益ではなく今回はお客様が納得するかどうかですよね」で結論は真逆になります。そこをしっかり考えておくことです。

そして本当に優秀な人は、目標に対して幾つものプランを比較検討して戦います。これは時間との兼ね合いもあり難しいですが。

いかがでしょうか。

実はこれは仕事だけでなく家族との話し合いでも全く同じことが言えると思います。変に執着して会社や家族との関係を壊さぬよう、健全な目的を共有し、執念をもって生きていけるようにしましょう。

ではでは!