喪服に合わせる革靴の選び方とオススメ革靴3つ(男性用)

葬儀用の男性用革靴ならこれ1択!

葬儀に行くとき、服装に悩みませんか?

「男なら会社に行くときと同じスーツで行けばいいんじゃないの?」と思っている方もいるかもしれませんが、それは大きな間違いです。

色やトーンなど、気にするべき部分が沢山あります。

今回はそういった葬儀用の革靴マナーを掲載していきます。

もし「急いでるからおすすめ品だけ教えて!」と言う場合は、これを買ってください。


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【POINT】これは「ライムガーデン」という革靴ブランドで、安くて質がいいです。3,000円台で購入できます。普通は革靴は5,000円以上しますが、これはかなりコストパフォーマンスがいい部類です。黒の内羽式ストレートチップであり、葬儀用にぴったりです。

葬儀における基本マナー

オシャレよりマナーを優先しよう

当たり前ですが、お葬式は遊びの場ではありません。

男女問わず、派手なデザインのもの、目立つようなデザインのものはNGです。

シンプルで、フォーマルで、落ち着いたデザインの革靴を選びましょう。

基本の色は「黒」を選ぼう!

基本的には「黒」を選んでおけば間違いありません。

茶色の革靴、赤茶色の革靴はダメなの?と思うかもしれませんが、基本的に茶系の革靴はNGです。茶系の革靴はオシャレな状態を示すからです。

どうしても喪服の準備ができなかった、という場合は、周りも許してくれるかもしれませんが、黒以外の色を選択すると「ああ、ちゃんとできてないんだなこの人は」と受け取られてしまいます。

原則、革靴も「黒」を選びましょう。

葬儀でNGな服装

もうここまで書くと分かりますが、ヘビやワニの皮をあしらった革靴や、スエード生地の革靴等はNGです。スエード生地とは子牛や子ヤギの皮をなめしたものです。動物を殺生して作った素材を強調してしまうためNGです。

また、エナメル系素材はテカリが強いため、イケイケ感を出してしまいます。そういうテカっている素材も控えましょう。

通常の革か合成革を選択しましょう。

【POINT】通常の革も、牛を殺して作っているんじゃないの?と思うかもしれませんが、革靴の革はもともと、食用で牛を屠殺(とさつ)した際に、副産物として余った皮をなめして作られています。要するに意図的に動物を殺して作っているわけではありません。

男性用の葬儀用革靴選びのポイント

「黒の内羽式ストレートチップ」を買おう

お店で買うのであれば、店員さんに「葬儀用の革靴を探しています。男性用の革靴で、黒の内羽式ストレートチップのものありませんか?」と言えば、それで終了です。(内羽式=うちばねしき、と読みます)

黒の内羽式ストレートチップの革靴とは、こういう画像のイメージです。

たぶん、お店だと「フォーマル」コーナーに沢山積まれているはずです。

ストレートチップとは?

チップとは、革靴のつま先の部分です。

上から靴をみたときに、横一文字に線が入っているのが「ストレートチップ」です。

男性用の革靴は、主に4種類の「つま先タイプ」があります。

ストレートチップは、下の画像でいうと一番上のタイプです。

革靴のつま先の部分のことを「トゥ」と言いますが、このトゥの部分は4種類に分かれます。基本的なのがストレートチップとプレーントゥです。これらは葬儀の時でも使えます。特にフォーマルなのがストレートチップなので、ストレートチップの方が適していると言われています。

一方、トゥを上から見たときにUの字型になっているのが「Uチップ」です。Uチップはややカジュアルなので、ビジネス用ではよいですが、葬儀用としては少し微妙です。

また、トゥにパンチ穴が複数空いている「ウイングチップ」があります。トゥが翼(ウィング)のように見えることからウィングチップと名づけられました。ウィングチップはかなりカジュアルな靴なので、ビジネス用もしくはパーティ用で使われます。葬式はNGです。

内羽式とは?

「羽」とは、革靴の靴ひもを入れる部分のことです。

紐を通す部分が甲の下に潜るタイプの羽を「内羽式」と呼びます。

一方、組を通す部分が甲の上に出るタイプの羽を「外羽式」と呼びます。

男性用の革靴は、主に4種類の「羽タイプ」があります。

内羽式は、下の画像でいうと一番上のタイプです。

内羽式と外羽式だと、内羽式の方がよりフォーマルだと言われています。なので、外羽式でも最悪、葬儀の際に問題はありません。ただし、より葬儀用の靴を買いたいなら、内羽式を買っておくと喪主や他の参列者に失礼がないということです。

参考までに「モンク」と「ローファー」も記載しています。モンクとローファーは両方とも葬儀でNGです。

モンクは正式名称モンクストラップと言いますが、名前の通り「モンク=僧侶」が履いていた靴です。実はフォーマルな部類の革靴なのですが、現代においてはパーティやプライベート用の華やかな靴として親しまれているため、モンクタイプは葬儀ではNGです。

ローファーは靴ひもがないタイプの履きやすい革靴です。アメリカで考案されましたが、プライベート用の靴として使われることが多いです。ローファーは完全カジュアルタイプです。葬儀用もパーティもビジネスも基本的には合いません。土日にプライベートで履くのがいいでしょう。

葬儀用おすすめ革靴3つ

値段の違いで3種類紹介します。

【1】ライムガーデン

一番最初に紹介した「ライムガーデン」です。

なんと3,000円台で購入できる格安の葬儀用革靴です。


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安さ重視であればこれ1択です。ライムガーデンは日本人の足型に合わせて作られた「軽くて安くて履き心地のいい革靴」ブランドです。コストパフォーマンスが高いのがウリです。品質においても価格の割にはかなりレベルが高いので、最低限の葬儀の準備としてはこれで十分だと思います。

【2】 テクシーリュクス

もう少しグレードの高い革靴として「テクシーリュクス」を紹介します。

これは6,000円位で買えるミドルクラスの革靴です。

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正直、6,000円でも革靴としてはかなり安い部類に入ります。革靴は1万円~2万円が基本の価格帯です。テクシーリュクスはスニーカーのような履き心地を革靴で再現するために生まれたブランドです。足サイズさえ合わせられれば数年は履けます。

私が常用しているのはこれです。

【3】リーガル

トップとしては「リーガル」を推します。有名どころですね。

これは2万円位します。やや高級志向の革靴です。

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葬儀の相手が格式を重んじる場合や、いいものを身に着けていないと見下してくるなどといった残念な人の場合は、リーガルを買うといいでしょう。リーガルの内羽式ストレートチップを葬儀場に履いていった人間にいちゃもんつけてくる馬鹿はいません。

今後葬儀は増えてくる!

高齢化によって、葬儀に参加しなければならないケースが増えています。

参考:長野経済研究所

葬儀産業の取扱件数が年々上がってきているのが見て取れます。ここから分かる通り、高齢化の進むここ数十年は、我々が葬儀に参加しなければならない確率が高いということです。

要するに、「黒の内羽式ストレートチップの革靴」を購入しておくと、後々助かるということです。

何も準備してなくて馬鹿にされてはいけません。特に20代後半以上になると、冠婚葬祭の準備をしていないということは社会人としてマナーがなっていないと言われてしまう原因になってしまいます。しっかりと準備しておきましょう。

1足は必ず持っておきましょう。