こんにちは、ニッタチャンです。
今日は保険について。
本記事は、赤ちゃんができたという20~40歳代の夫婦向けに書いています。
<目次>
①どうなってますか?保険加入状況
②子供が生まれたときの保険の考え方
③オススメは学資保険系
①どうなってますか?保険加入状況
保険、入ってますか?
正直、保険はリスクに備えるものなので、金銭的な余裕の有無によっては入っていない方も多いのではないかと思います。ですが、多くの家族世帯、特にお子さんがいらっしゃる家庭においては保険は重要なのではないでしょうか。
本稿とは関係ないですが、先日、私、ファイナンシャルプランナー検定に合格しました。年金や保険に関する色々な基礎知識を網羅した、ためになる検定でした。
検定を受けて感じたのが、年金や保険はきっちり考えて契約しないと損をする、ということです。
例えば、あなたの会社には会社の保険ありますか?大手企業なら「グループ保険」等と言う名称であると思います。もし、あるのであれば、生命保険や死亡保険などについては、保険会社などと契約するのではなく、会社の保険に入るのがベターな選択だと思います。加えて、未成年の子供がいる家庭は学資保険に入るのがベターだと思っています。
会社の保険は非常に割安で、低めの掛け金で入れるところが多いと思います。会社の保険は入社時に半ば強制的に入らされているかもしれません。
保険検討においては「現状確認」が第一歩です。
現状が分からない方は、一度、会社の総務や庶務部に聴いてみましょう。既に保険に入っている人は条件を書き出してみましょう。現状が分からないというのは一家の主としてよくないことです。夫が気にしていないなら嫁はケツを叩いて調べさせましょう。
②子供が生まれたときの保険の考え方
赤ちゃんが生まれた家庭の方、特に男性から話されることが多いのが「保険って入った?俺入った!」などという保険の話です。主に皆さん生命保険と学資保険について議論される方が多いですが、目的がモヤッー!としている方も多いと感じました。
保険に入るなら「目的」を明確化しよう
「よくわからないけど不安なので保険に入ります」というスタンスは絶対にいけません。保険屋の格好のカモになるだけです。本当にネギしょったカモです。
必ず、保険に入る目的を明確にしましょう。また、目的は詳細に決めていればいるほど、最終的にお得な設計を詰めることができます。ちゃんと仮説を持って、これだと決めましょう。
あなたが1番気になるリスクは何?
目的を決めるにあたって一番良い方法は「リスクから考える方法」です。ここでは子供が関わる保険に関して出てきそうな、回避すべきリスクを考えましょう。いくつかあります。
- 夫か嫁が死んだら、残された側がお金に困る;死亡リスク
- 夫か嫁が再起不能の病気・ケガをしたら、お金に困る;再起不能リスク
- 普通に生活していると、子供に残すお金に困る;子供費用リスク
大体上記3つだと思いますが、それらに対する通常回答は下記になると思います。
- 死亡リスク→死亡保険
- 再起不能リスク→医療・がん保険
- 子供費用リスク→学資保険
どれでしょうか?人によって違うと思います。会社保険で一番多いのが死亡保険と医療保険・終身保険でしょう。何が気になりますか?
「私は死なないから大丈夫」そう思っていますか?本当ですか?事故で再起不能にはなりませんか?子供に銀行口座を数百万以上残せていますか?
保険屋にも聞いてみよう
さて、上記のような目的を決めるにあたって、一般的な方法はライフプランを作って、そこから逆算して必要なものを決める手法です。ライフプランニングなどとも呼びます。正直、プランニングの結果、保険なんていらない、という結論になることもあると思います。
本来、これらの細かいリスクを、家庭の懐事情と一緒にライフプランを考え、ケースを深堀するのがファイナンシャルプランナーだったり、保険屋だったりのお仕事です。素人がライフプランを作成するのは面倒だし、抜け漏れがあることもあります。無料で聞けるケースもありますので、色々聞いてみましょう。
オススメは学資保険
ここからは私の仮説で、赤ちゃんが生まれたケースをもう少し明確化してみましょう。夫・嫁両方とも30歳前後。年収300~600万円の平均的家庭。共働き、すなわち、ある程度可処分所得には余裕がある。今度、赤ちゃんが生まれます・・・そんなご家庭だと想定します。
さて、ここで重要なのは「共働きかどうか」です。
共働きの場合、片親の死亡リスクはかなり軽減されます。ぶっちゃけ夫が死のうが、苦しくなるけどママだけでやっていけるということです。また、再起不能リスクもある程度は軽減できます。重度障害になってももう一人が働けるからです。また、どちらかが大企業であれば、会社保険で障害の基礎的保険に入っていることでしょう。
一方、怖いのは子供費用リスクです。具体的には「ダラダラ子育てをしていたら子供に残すお金が無くなった」というケースを防止するということです。
- 高校費用
- 大学費用・生活費
- 結婚祝い金
- 家を買うときの補助金
等など、色々なケースが考えられますが、もろもろコミコミで300~500万円あればよいというのが通説でしょうか。子供が2人目になると500~600万円くらい学資保険か貯蓄で賄う人も多いようですが。
どうやって子供に金を残しますか?毎月の貯金からきっちり出せますか?それで足りますか?という話になったときに、学資保険が出てきます。少しずつ保険名目で出していって、年次が上がると出資した以上の額が貯蓄されるというものです。また、夫が死んだら出資できてなくても満額貰えるというお得なプランです。
また、共働きでないのであれば、死亡リスクの方が怖いかもしれません。そんな場合は死亡リスクに対応する方法を考えましょう。夫が死んだらいくらあれば嫁は暮らしていけるのか?かっちり考えましょう。
ちょっと考えれば、夫が死んだらママは大変な生活になることが分かります。大きいのは「住居」です。持ち家なら団信保険で夫の死亡とローンを相殺できますが、賃貸なら資産はゼロです。夫が死んだら子供のみならず、老後のママの住むところが無くなるということです。これは相当なリスクです。
なら、死亡保険契約よりも家を買うことが何よりの保険になるのではないか・・・?などという議論になっていきます。
比較サイトは色々ありますので割愛しますが、一度考えてみることをおすすめします。
会社で「いやぁ、俺も赤ちゃんできて保険見直してみたよ」などとかっこつけて言えるようになりましょう。
良い家族計画を。
ではでは!