苦手な人とずっと一緒にいる義務はありません。
目次
苦手な人は誰にでもいる
あなたには「苦手な人」っていますか?
嫌なことを言ってくる、人を見下しがち、変に体育会系、セクハラ・・・
世の中には、かなりの割合で嫌な奴がいます。
意外と、そういう人の方が出世したり、大きな顔をしていたり、のさばっていたりします。
「憎まれっ子、世にはばかる」というコトワザですね。
まず認識すべきは「苦手な人がゼロの超人はいません」ということです。
誰にでも苦手な人がいます。
社長でも、部長でも、誰でもです。
「なんで自分だけ」とは思わないようにしましょう。
人生の半分くらいは、苦手な人とどう付き合うかというライフハックで、幸せ度合いがだいぶ変わってきます。老若男女関わらずです。
特にサラリーマンは、「苦手な人をあしらう技術」は必須のスキルです。
この技術の上手い下手で、出世にもかかわってきます。
では、このライフハックのポイントを説明していきます。
①接触回数を必要最低限に減らす
そもそもの接触回数を、可能な限り減らしましょう。
先にこれを用意しておけば、お会いしなくて済む、などの場合はしっかりと用意を自ら動いて済ませるという風にすればいいのです。
メールだけして終わりの仕事であれば、わざわざ会いに行く必要はありません。
嫌な奴は、会うだけで気分が悪くなります。
「やあ!今日も陰気な顔をしてるねぇ!」等と、本人が気にしているのに全く無関係な装いでズカズカとした喋りをしてきたりします。そういう人とは会わないことが一番のライフハックです。
家族や友人であれば、かなり調節して減らすことができます。年に1回まで減らせればだいぶ楽です。
ただ、やはり職場の同僚などともなると大変です。そういう場合は、できるだけ仕事の種類を調節しましょう。
②出会いそうな場所に行かない
距離をとる。これが一番です。
苦手な人、気持ち悪い人とは一目見てしまうだけでも気分が落ち込むものです。
距離をしっかりと置きたい人には、遭遇する可能性のある場所をなるべく避けて行動しましょう。
自分と相手の行動範囲をしっかりと確認しておくのです。
同じ場所に行かなければならないときは「時間をずらす」という工夫も効果的です。
できるだけ会ってしまう時間を減らすのです。
③相手の事を観察・情報を収集する
まず、相手の情報を得ましょう。
関わりたくない人の観察や情報を収集するなどは気が引けるかもしれませんが、関係断絶、ではなく、距離を置きたい場合には極めて重要です。
- 家族構成は?
- 年齢は?
- 出身大学は?
- 出身地は?
- 所属部署は?
- どういった話し方なら気に入るか?
- 一番傷つく方法は何か?
- お気に入りのメンバーは誰か?
- 好きな食べ物は?
- 毎朝のルーチンはあるか?
最小限の会話でどういった内容の話ならその場に適するか、の判断材料になるからです。
ストーカーになれ、といっているわけではありません。最低限、ノーマルに接していて得られる情報で構いません。
どんなスタンスでいれば、必要以上に接触しなくていいのか?を理解しましょう。
④笑顔で接する
話さないといけない時は「笑顔で」接しましょう。
接触している時にだけは笑顔で接すれば、相手も不快になりません。
自分が苦手だから、嫌いだからと「嫌な顔」ばかりしているとよくありません。
二つの意味でよくありません。
一つは、相手も嫌な気持ちになって、話が進まなくなるということです。そうなると、一緒にいなければいけない時間が増えるということになります。これはキツイです。
もう一つは、嫌がることが好きな人間だと、嫌がっている人に対して、もっと嫌がるように行動してきます。すなわち、「もっと会おうよ」とか「話ししようよ」という話の流れに持ってくるのです。これは最悪です。
嫌な奴こそ、ニコニコ、サクッと終わらせるのが吉です。
⑤敬語と挨拶だけは必ずする
同僚の場合、挨拶が必須です。
挨拶を欠いてしまうと、同僚だと亀裂が入り悪影響が出てきます。
なるべくしっかりと距離を置きたい人にこそ、会わなければならないときは挨拶を自らする。
そして笑顔で颯爽と去る。軽やかな距離置きテクニックではないでしょうか。
挨拶は大きな声でしましょう。
ぼそぼそ喋ると「またあなた声が小さいわね」等とムカつく言葉を言ってくるでしょう。それこそイライラの元になってしまいます。相手を圧倒するくらいしっかりとした挨拶をしましょう。
また、敬語も重要です。
自分より年上だろうが、同い年だろうが、年下だろうが、敬語を使うと効果的です。
特に同い年や年下の「苦手な人」に対して敬語を使うと効果的です。
相手が敏感な人の場合、自分が嫌われているのではないか?と気づきます。しかも敬語で喋られると怖いため、向こうから距離を取り始めるでしょう。
相手が鈍感な人の場合、自分は距離を置かれているのかな程度に感じます。自分は敬語を使われるくらい偉いのかなと誤認するバカもいますが、気分を悪くすることはありません。
このように、敬語を使うと距離を置くことができるのです。
敬語を武器にしましょう。
⑥忙しいふりをする
「忙しいふりをする」これは定番の技です。
もうこれ以上は話しかけては邪魔になってしまうことを示します。
最悪の場合、苦手な人の部下になってしまうことがあります。
そういった時に特に有効です。
距離は置く。そして、仕事の依頼や報告の時だけに話をする。
できるだけパーフェクトに仕事をする。
変な雑談はしない。
仕事がデキる!と思われるのは良いのですが、暇だと思われない様にしましょう。
土日に誘われでもしたら最悪です。プライベートも忙しい風を装いましょう。
⑦かわいそうな人間だと理解する
「嫌な奴」というのは、本当は「カワイソウな人間」なのです。
他人に対して、嫌らしい態度や、上から目線、誰かをあげつらう言い方、イジメを交えた話し方、等でしかコミュニケーション取れない人間だからです。
そういう意味でかわいそうなのです。
しかし、我々がそれを直してやる義理も何もないと思います。
ただ、「こんな人にはならないでおこう!」と反面教師にしましょう。
なぜこの人がかわいそうなのか、苦手なのかを言語化してみると、役立ちます。
- 言い方が嫌らしいのか?
- プライド高そうなのが鼻につくから?
- 年下なのに偉そうだから?
- 仕事しないのに命令してくるから?
- 自分のことしか考えてないから?
- 出世しか目に写ってないから?
- 部下の幸せを思ってないから?
- セクハラだから?
- 協調性がないから?
- 清潔感がないから?
- 表と裏の顔があるから?
沢山の「思い」があると思います。
それを言語化してみると、意外と「ああ、こういうことか」とスッキリします。
そうなると対処法も限られてくるため、やりやすいのです。
最低限の交流の質を上げて、お互い気持ちよく過ごせるよう工夫してみましょう。
最悪の場合は「転職」も
どうしようもない。
嫌な上司や同僚とここ10年は付き合っていかないといけない。
改善はしてくれなさそうにない。
距離も置けなさそう。
そんな時は「転職」も視野に入れてみて下さい。
こちらにまとめています。