サラリーマンはなぜ社長を目指すべきなのか?メリット3つとデメリット3つ

社長を目指さないと損をする

最近の若い人は社長を目指そうとしない・・・そういう声を耳にします。

管理職になって長時間労働に耐えるより、平社員のままが気ままでいい、そういう声も多いです。

これらの意見は、半分当たっていて、半分間違っています。

結論、「会社は、社長を目指さないと損する設計になっている」というのが、大企業サラリーマン課長である私からのアドバイスです。

社長のメリットは莫大です。中小企業の社長だろうが、グループ会社の社長だろうが、大企業のトップ社長だろうが、変わりません。社長はすごいんです。

社長を目指すメリット3つ

社長のメリットは3つあります。

これらを一言で言うと「人生において絶対的な安心感・安定感を得られる」というメリットです。

一つ一つ見ていきましょう。

(1)高い年収が得られる

まずは、当たり前ですが高年収だということです。

高年収というのがどのくらいか分かりますか?

中小企業の社長の平均年収は約3,000万円です。

中小企業は、平社員だと300~500万円位の年収だと思います。部長クラスまでのし上がっても900万円がいいところでしょう。それが、社長になると3倍以上もらえるわけです。すごすぎます。

大企業の社長の平均年収は約5,000万円です。

さて、中小企業よりも倍近いレベルになりました。ちなみに、中小企業は300人以下の会社、大企業は1,000人以上の会社でチェックしています。

さて、ここでいう大企業はある程度小さめのところです、東証一部上場企業の社長の年収は約9,000万円だと思ってください。(私の会社はそうです)

ありえない数字だと思いませんか?毎年宝くじが当たったようなものです。やるしかないですよね。

※これらは労務行政研究所の実態調査を参考にしています。

(2)権限がありやりたいことできる

次に、社長は最高責任者です。なんでもできます。

本当になんでもできます。厳密には最近だといろいろガバナンスがあり、監査チェックが入ってしまうので大変なのですが、1990年代位までは本当に会社の金を使ってなんでもできていました。

  • 新規事業を起こしたい
  • 人員削減したい
  • 役員報酬を上げたい
  • 海外進出したい
  • 気に入らない奴を左遷したい
  • 広告を出したい
  • 自叙伝を出したい

すごくレベルの低いことですら、こんな感じで沢山思いつきます。それがすべて実現可能なのが社長です。

すべてをコントロールできるのが社長です。どうですか、気持ちいと思いませんか?

責任問題がある?

最近はほとんど責任を一人で負わなくても済むようにしっかりした設計になっています。リスクがあるなと思ったら、自分ではなく副社長にやらせればいいのです。そして部下が失敗したときにごめんなさいすれば、周りは許してくれます。悪質な不正・不備でなければ問題ありません。

どうですか、なんでもできます。わくわくしてきませんか。

あなたが社長になったら何したいですか?

(3)自尊心を満たせる

次に、自尊心を満たすことができます。

「俺様は社長だぞう」「私を誰だと思っているのか」そんな意識が芽生えてきますね。

馬鹿にしてきた奴らを見返すときです。自分こそが一番であると証明できます。お金だけでなく女性も沢山寄ってきます。部下の男性たちもすり寄ってきます。家族も幸せそうな顔をします。これほど楽しいことはありません。

安心します。人間は誰しも安心を求めて、不安をなくすことを求めて生きています。そのほとんどの不安がなくなり、安心になるのです。これほど精神的に良い状態はありません。

社長になれば安心なのです。

社長を目指すデメリット3つ

もちろん、社長を目指すことにもデメリットはあります。

社長を目指すデメリットも3つあります。

これらを一言で言うと「ライフスタイルを崩してしまうリスクがある」というメリットです。

一つ一つ見ていきましょう。

(1)健康を崩すリスク

一つ目は、健康を崩すリスクです。

毎日、お酒を飲んで帰って、夜の12時まで残業して、朝は早く起きて7時に会社に着く生活・・・そんなことをして体にいいわけがありません。

もちろん、最近ではライフワークバランスが提唱されており、そこまで酷すぎるケースは少なくなってきています。ですが、まだ長時間労働をして成果を上げないと社長を目指すことはできない職場がほとんどではないでしょうか。

成果と成長を期待されている、これをしっかりと上司に見せていくのは至難の業です。

大企業のCEOやCFO候補の中には、生活習慣病や肝硬変、過労等で「社長になれる実力があったのに、途中で病気で脱落するケース」も多々あります。

(2)家族に迷惑かけるリスク

二つ目が、家族に迷惑をかけるリスクです。

社長を目指そうとすると、どうしても長時間労働になるといいましたが、これは「家族にかける時間はない」ということです。子育ては奥さん任せ、子供とのふれあいなんてほとんどない人生になります。

一番負荷が大きくなるのは奥さんでしょう。

子供の面倒をすべて奥さんが見て、旦那をフォローするなんていうのは神業です。旦那が社長になれるレベルに達する前に、奥さんが神様レベルにならないとやっていけないでしょう。

良くあるのが、旦那はバリバリ働きたいけど、奥さんが鬱になって、旦那がバリバリ働けなくなったケースです。これは本当に最近多いです。特に共働きの家庭に多いです。

あとは、奥さんに負担をかけてしまって、子供ができなくなるケースもあります。機能的にできなくなる不妊ケースと、精神的にもう無理だと思って子供を作らなくなるケースと2つあります。

あなたの奥さんは大丈夫ですか?強い人ですか?今でもケアできてますか?

(3)趣味ができなくなるリスク

最後に、趣味ができなくなるリスクがあります。

当たり前といえば当たり前なのですが、社長を目指すのであれば、スマホゲームなんてやってる暇はありません。

ゴルフや飲み会に付き合うのも、一つの仕事、一つの戦略になるわけです。それに関係ない物はすべて排除するという形になります。

仕事、勉強、つきあい、それ以外に必要なのは睡眠時間だけです。

あなたがもし、友人とのまったりした付き合いや、旅行が好きだったり、スマホゲームが好きだったり、漫画を読むのが好きだったり、バイクや車にお金をかけたりしたいのであれば、社長になるまでその趣味をあきらめてください。

あなたが睡眠時間をだらだらむさぼりたいタイプだったら、かなり辛いサラリーマン生活になるでしょう。なかなか睡眠がとれないからです。バリバリ働いてください。

そのくらい、社長になるには大変だと思ってください。ただ、それだけのうまみがあるということです。

社長を目指す前にチェックすべきこと

  • 「すげぇ!がぜんやる気わいてきた!俺社長になるわ!」
  • 「やっぱり、社長なんて目指すの止めようかな・・・」

2パターン想定されますが、あなたはどちらでしょうか?

社長のメリットとデメリットを話しましたが、あなたがどちらのパターンであったとしても、もう少しあなたが個人的に調べて、考えておいたほうがいいと思われることがあります。

  1. 今の会社の社長の年収は?
  2. 自分が最終的にほしい年収は?
  3. 今の会社のブラック度合い
  4. 自分の理想のライフスタイルは?

まずは、今の会社の年収をチェックしましょう。分からなければ中小企業の社長である3,000万円と仮置きしましょう。

次に、自分が最終的に欲しい年収を決めましょう。無限大に・・・などと子供みたいなことを言わず、「最終的に1,000万円あればいい」とか「5,000万円は欲しい」「600万円で十分」とか、そういうイメージです。

そして、今の会社のブラック度合いを見極めましょう。会社の噂やグーグルで検索したときに、ブラックであると出てくる会社はまずいです。できるだけ離れておいたほうがいいと思います。

最後に、自分の理想のライフスタイルを考えましょう。バリバリ働きたいか、まったり働きたいか、どっちでしょうか。

そして、今の会社・仕事はそのイメージと合っていますか?

もし、合っていないと思うのであれば、転職サイトに登録するのもアリです。今話をしたみたいに、年収は会社の大きさでほぼ決まります。「会社の大きいところ × まったりとした会社」などという掛け合わせをすれば、自分の行きたい会社を見つけやすくなります。

おすすめはマイナビエージェントです。

業界ほぼ最大手で、個人情報漏えいリスクも少ない会社です。


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自分の会社にも知られず、エージェントから電話がくることもなく、こっそり「自分はどの会社に適しているか」をチェックすることができます。おすすめです。

最後に

社長になるにしろ、転職していい塩梅に生きるにせよ、仕事をただバリバリやるだけでなく、仕事を通じて本当にやりたいことがあるか、達成したいことがあるかが大切になってきます。

自分は何をやりたいのか?

常に自分に問うようにしましょう。目指せ社長!