本を読むことが一番の近道。
フィンテックとは?
フィンテックの概要を掴むためには、過去記事を参照して下さい。

フィンテックをより深く理解するためには本を読むことです。
今回はおすすめ本を紹介します。
読みやすい「導入本」
①フィンテック(柏木亮二(著))
欧米でサービス中の「フィンテックサービス」の紹介や「フィンテック」を取り巻く法規制、テクノロジーの解説が書かれています。
専門用語を減らして分かりやすく読みやすいのが特徴。
単純な海外礼賛ではなく、日本の金融業界の事情(法律等)についても触れた客観的視点の内容となっています。
②FinTech 2.0―金融とITの関係がビジネスを変える(楠真(著))
経産省「FinTech研究会」メンバーも務める第一人者が記した「Fintech」概説書。
本書の前半では「金融業界における最新のITや分析技術などの基盤技術」について、後半には、海外の事例を紹介しながら活用術を説明しています。
③60分でわかる! FinTech フィンテック 最前線(FinTechビジネス研究会(著))
フィンテックを知らない人でも短時間でフィンテックを理解して、サービスを利用できる「実用書」になります。
ポイントを押さえた「コンパクトな説明」とイラストを用いた「視覚併用の説明」で非常に分かりやすい本です。
「フィンテック」の概要を知りたい人にお勧めの一冊です。
本当の「入門書」
④Fintechの衝撃(城田真琴(著)
海外の「フィンテック」事情と日本国内の事情を情報量豊富にまとめています。
金融業界も(他の業界に遅れを取る形ではありますが)着実に変化を見せていることがわかります。
⑤FinTechの法律 2017-2018(森・濱田松本法律事務所 )
「フィンテック」と法規制には密接な関連があります。その法律(法規制)の観点から書かれた解説書です。
第一章は、「フィンテック」を理解するために必要な知識について、第二章は、「フィンテック」を取り巻く規制について書かれています。
難しい話ですが避けては通れない話。「フィンテック」活用には必要な情報でもあります。
⑥Fintech入門(辻庸介、瀧俊雄(著))
「フィンテック」の登場により「世界で何が起こっているのか」「どういう方向に進んでいくのか」をわかりやすく説明。
また、「フィンテック」最前線の企業等のURLの掲載、用語の索引等もあり初心者向けの辞書的役割も持っています。
⑦決定版Fintech(加藤洋輝、桜井駿(著))
「フィンテック」の入門書的な本。
「フィンテック」技術面についても項目別(「モバイル」「ビッグデータ」「人工知能」「API」「UI/UX」)にしっかりと解説しています。
もう一歩先へ「中級レベル本」
⑧Fintech金融維新へ(アクセンチュア株式会社(著))
「これまでの金融機関」と「フィンテック」を活用する「これからの金融機関を」に意識を置いた本です。
「フィンテック」の解説本というよりも「金融機関向けのビジネス理論の本」という趣を感じます。
⑨なぜ、日本でFinTechが普及しないのか-欧米・中国・新興国の金融サービスから読み解く日本の進む道-(大平公一郎(著))
世界の「フィンテック」活用例を挙げ、導入が遅れている日本が今後どのように「フィンテック」に向き合っていくべきかについて述べられています。
最新の情報が掲載されており、豊富な事例やイラスト、写真による説明は非常に読みやすく感じます。
⑩実践FinTech フィンテック革命の戦士たち(北尾吉孝(著))
「SBIグループ」代表者の著書。
著者へのンタビュー記事や各企業の「フィンテック」活用話がコンパクトにまとめられており読みやすい本となっています。
⑪成功企業に学ぶ 実践フィンテック(北尾吉孝(著))
「フィンテック」関連スタートアップ企業の起業家たちのインタビューが16社分掲載されています(掲載:第4章)。
登場するのは、「ウェルスナビ(ロボアドバイザー)」「マネーフォワード(自動家計簿・クラウド会計)」「QUOINE(仮想通貨)」「SBI Ripple Asia(ブロックチェーン)」等の起業家たち。
このインタビュー記事だけでも読む価値はある…との声も。
⑫FinTechと金融の未来 10年後に価値のある金融ビジネスとは何か?(大和総研(著))
「デジタルテクノロジーは、金融サービスにどのような変革をもたらすのか」をテーマに、「フィンテック」を包括した金融ビジネスの未来を考察した本。
大局的見地から「フィンテック」を見ることができます。