よく読まれるのでIT化の続き(第三弾)の記事を書きました。
第一弾・二弾は既に読んで下さっていると思います。
【第一弾記事】
【第二弾記事】
第二弾までで書きましたが、地道に自社ビジネスモデルを構造化し、IT化(AI化、IoT化、ビッグデータ利用、RPA)の改革を実行するのは時間がかかります。
しかし・・・
早よ結果持ってこい!
そう言ってくる経営陣が多いでしょう。
再度申し上げますが、凡人が指示して凡人が王道通りに頑張って作業したとしても、当然、実のあるモノを作り上げるには、
時間がかかります。
当たり前なのに「凡人が指示して」の部分を理解していないバカ経営者が多いのです。お前達トップがマトモに考えねーからだよ。「結果」の定義もしてなくてぐだぐだ騒ぐんじゃねーと。
また、担当者の方も、地道にIT化モデルを作っていたとしても、なかなかアイデアを思い付かない、どう改革すればいいか分からない、頼ってたコンサル費用も底をついた。そんなドン詰まりの状況になることもあります。
何かええトコないんかい!
そんな風に社長に怒られ続けるのも精神衛生上よくありません。
インスピレーションを得るために、邪道ではあるものの逆算することも大切です。市販のプログラム(アイデア)を借りてくる方法です。
今回、市販のAI(人工知能)、IoT、ビッグデータ、ロボットにはどんなものがあるのか・・・
業界研究してみましょう。
RPA(ロボット)
RPAテクノロジーズ
BizRobo!(ビズロボ)というサービスを提供しているRPA(ロボット化・自動化)の有名企業です。特にホワイトカラーの生産性を上げるための半自動化に強みがあります。
日立、パナソニック、HIS、NTT等、超有名企業と提携して進めています。ITだか何だか言う前にここに話を聞きに行くべきだと思います。
アイティーフォー
ここもRPAで有名な企業ですが、色々なITソリューションを提供している一部としてRPA分野も取り扱っています。単純作業のレベル1から、人工知能に近いレベル4までレベル分けしてオプションを提示してくれるので、分かりやすいです。
AI(人工知能、機械学習)
NEC RAPID機械学習
基本的な「考え方」のアルゴリズムを教え込んであげると、高精度な判断(分類、検知、推薦、予測)をやってくれるという機械学習システムです。
コイツの強い所は、画像判断もデキるということと、速いということ。なので人の判断の代行ができるというのが大きな強みです。
富士通 Zinrai(ジンライ)
NECだけじゃなく富士通も出してます。内閣官房のオープンデータ活用にも採用されている製品です。ディープラーニングもできる!と書いてますが、どっちかというと「需要予測」「企業ナレッジ活用」等と言ったデータを読みこむ、テキストマイニングが得意のように見受けられます。
IoT(システム・デバイス)
SORACOM(ソラコム)
簡単になんでもIoTできちゃうソラコムさんです。課金体系が決まっているのでやりやすい。またオプションが明確なので予算を組みやすい。
IoTって何?とかトンチンカンなことを言う前に、ソラコムのホームページを舐めるように読んでおくべきだと思います。
アイエンター
スマートフォンアプリ開発の会社です。基軸もスマホになっていて、スマホをベースに情報を集める、センサーと連動させる、操作する等についてはトップです。
センサーからスマホに情報を集めてダッシュボード表示する、等と言う使い方を思いつくのであればここに連絡すべきでしょう。
スカイディスク
うーん、既存デバイスではなく、自社オリジナルのセンサーとか作りたいんだよなぁ・・・という会社!ここです。スカイディスク。
デバイス作りからAI(分析)までワンストップで提供してくれるので、分割して依頼する必要なく、一発IoTできちゃいます。
アズマ
システム開発に強みのある会社です。IoTをすぐやってくれるわけではないですが、ハード開発、システム開発をお手製で作り込んでいきたい会社はここに依頼すべきでしょう。
ビッグデータ
Brainpad(ブレインパッド)
昔からビッグデータを取り扱っている老舗企業がブレインパッドです。Yahoo!やANA等、大手企業に軒並み入っていますね。
強みとして、デジタルマーケティング分野が強いようですが、もちろんビッグデータ解析のためのプラットフォーム構築もやっているので「こんなデータの山を作っていきたいんですが・・・」とモヤモヤしたまま話しても大丈夫でしょう。
Antuit(アントゥイット)
ビッグデータの使い方ではここもイケてます。金融、製造業、小売り等色々な業態を相手にしているようです。
ここもマーケティング分析を得意としているようですが、価格分析、離反顧客分析、需要予測、アトリビューション分析等と言った具体的な分析提案までしてくれるようです。
その他
Cognity(コグニティ)
定性情報を定量情報に落とし込む・・・メチャクチャむつかしい分野ですが、AIにも任せられないし、自分も自信がない。文書をまとめるフレームワークを開発しているのがこの会社です。
直接のITというわけではないですが、最近、この業界で急成長している会社なのでトピック出し。
最後に
この業界もっともっと企業はあります。
皆さん、「ioT 企業」等でぽちぽちと検索してみて下さい。
参考になったらはてなブックマークやスターや広告押して頂ければ幸いです。
あと、会社に訪問するときは、モヤっとしていてもいいので自分がやりたいアイデアと予算については必ず準備していってください。それも何もなく、ただお話を聞きに行くというダメリーマン的所業はしなようにしましょう。相手企業に対して大変に失礼です。
自社予算をイメージせずに訪問する企業のなんと多いことよ。
ではでは!今日はこの辺で。