目次
この記事を読んでほしい人
- 上司にムカついている人
- 上司とソリが合わない人
ムカつく上司はどこでもいる
これだけはまず覚えておいてください、ムカつく上司はどんな職場でもいるということです。中小企業でも大企業でも、営業でも工場でも事務職でもどこでもいます。
なので、あなたがもし転職したとしても、ムカつく上司のいない天国のような状態になるかというと、そうはならない可能性の方が高いということです。逆に、違うタイプのムカつく上司と出会うだけというリスクの方が大きい・・・それを理解して下さい。
ただ、上司へのイラつきをずっと心に抱えたままにすると精神衛生上よくない、それも正解です。
毎日イライラしていると、メンタルや胃腸を壊してしまいます。実際、責任感が強くて自分で抱え込んでしまう人ほど、上司へのイラつきをずっと抱えたままにして、自爆してしまうというケースが多いのです。
そうはならないように、上司のタイプと対処法を説明します。少しでもあなたのワークライフが幸せになるように祈っています。
ムカつく上司のタイプ4つ
まず、自分の上司のタイプを分析しましょう。
原則、ムカつく上司には4つのタイプがあります。
- パワハラタイプ
- セクハラタイプ
- 仕事できないタイプ
- エリートタイプ
まず、ムカつく上司の4タイプを一つ一つ説明していきます。
(1)パワハラタイプ
一番多いのが、パワハラタイプです。
どんな職場にも生息しているからです
パワハラを頻繁に行ってくるのがこのタイプの特徴です。こんな特徴があります。
- 威圧的に、上から目線で話する
- 部下に無駄に残業させる
- 雑務は全て部下にやらせたい
- 飲み会で武勇伝を語るのが好き
こういったパワハラタイプに共通しているのは「古い日本企業の体育会系」だということです。部下は上司に付き従うもの、奴隷であるという考え方を持っています。上司は威張り散らして、手柄はかすめ取り、失敗は押し付けるものだという考え方を持っています。
昔は、日本企業の体育会系といえば、威張り散らして嫌な奴でしたが、一方でお金を沢山持っていて、飲み会やランチ会はすべておごり、ゴルフもお金を出してくれるなど、お金の面ではフルサポートでした。
しかし、現代は不況により給与水準が低くなってきたため、パワハラ上司はお金を出しません。飲み会もランチも折半、ゴルフもお金なんて出してくれません。要するに、パワハラ上司のいうことを真に受けて全て従う必要はないということです。
1970年代生まれまでのオジサン・オバサンにこのタイプが多いです。
(2)セクハラタイプ
女性にとって辛いのがセクハラタイプです。
こちらもほぼ全ての職場に存在します。海外の職場にも結構います。特徴としてはこんなものがあります。
- 異性の社員と2人で出張したがる
- 異性の社員と2人で飲み会したがる
- 昇進とセクハラを天秤にかけさせる
- 気に入った異性社員だけ甘やかす
こういった行動が多いです。セクハラタイプのほとんどはオッサンですが、たまに女性のセクハラ上司もいるため、気をつけましょう。
こういったセクハラタイプに共通するのは「刺激を欲している」「ヒマ」ということです。
セクハラオッサンの場合は、結婚して子供もいるけど、もう奥さんと夜の相手をしているわけではなく股間が寂しがっているケースがほとんどです。
セクハラオバサンの場合は、結婚しておらず独身のことが多いです。そして、独身オバサンで仕事は下手にできるためプライドが高く、誰も相手にしてくれないので、かわいい若い男性社員を求めているというケースがほとんどです。
また、両者に共通するのが「ヒマ」だということです。本当に忙しくてバリバリ働いていると、セクハラをする余裕がないはずです。それ以上の出世は見込めないから、仕事があまりなくてヒマをしているということです。要するに残念な人たちなのです。
セクハラはどの年齢でもいます。意外と60代以上でもセクハラタイプはいます。
(3)仕事できないタイプ
仕事ができる部下からすると本当にイライラするのがこの「仕事できないタイプ」です。
東京や大阪などの都市圏に特に多く生息しています。本社にお荷物社員として集中管理されていることが多いからです。ただ、営業所だと日本中どこにでもいます。海外には少ないです、クビになるからです。
- 自分で意思決定をしない
- 部下に全て業務をお任せ
- ミーティングでも何もしゃべらない
- 飲み会や雑談の時だけ饒舌になる
こうした仕事できないタイプに共通しているのは「自信がないけどプライドが高い」です。自分が何かを判断して、ミスをしたりすることを極端に恐れています。だから、何かと理由をつけて部下にやってもらったり、下手したら上司である役員や部長にやってもらおうとしたりします。
パッと見、エリート系に見えるのに、実際具体的に仕事を詰めていくとちゃんとしてくれない・・・そういった部分にイライラすることが多くなります。
仕事できないタイプは、何か1点の特殊技能を持っていることが多いです。営業がめちゃくちゃ上手くて同期トップの販売成績だったから、営業部の課長に抜擢されたという具合です。こういったタイプは、今まで営業一本やりだったため、人をマネジメントするのが苦手、部下に指示だししたりするのが苦手です。ある意味、不遇なキャリアを歩んできた人だということです。ただ、自分は営業ではナンバーワンだとプライドを持っているため、意外と扱いにくい面があります。
ただ、意外と部下からすると御しやすい面があります。おだてて仕事をやってさえいれば、高い評価をくれるからです。ただムカつくことには対処しないといけません。
(4)エリートタイプ
意外ですが、エリートタイプの上司もムカつくことがあります。
このタイプの東京や大阪といった都市圏に沢山います。エリート層は本社に集まるからです。また、海外にも沢山います、海外でのしあがっているマネジメントはかなりエリートであるため、鼻につく人も多いです。
- 部下に明確な優先順位をつけている
- 自分以外の人間を下に見ている
- 自分に利益のあることしか部下にやらせない
- お偉方の言うことには無条件に従う
このタイプに共通するのが「自分中心」だということです。
部下に明確な優先順をつけていて、幹部候補生にはよく話しかけるのに、窓際族のオジサンは完全放置という状況がよくあります。本当にケアをすべきは弱い立場の人間なのに、一切そういったことをしません。
また、自分や自分の部・課にメリットのあることしかしません。部下の行動もそれで縛ってきたりします。せっかくプロジェクトが上手くいってるのに「もう営業2課のやつらにはサポートするな」などと突然言ってきたりします。
また、ムカつくのが「お偉方の言うことは無条件に従う」ことです。エリートタイプには忖度(そんたく)大好き人間が多いです。今まで部の議論会で議論してきた方針に、経営陣からちょっとでも反対された場合、全く反論せずに「その通りでございます!」と受け入れてしまい、何も言ってこないから部下から憎まれたりします。
ムカつく上司の対処法7つ
(1)同じ土俵で戦わない
絶対にやってはいけないのが「同じ土俵で戦ってしまう」ことです。
経理課長に対して経理業務のことで戦っても意味がありません、専門知識は相手の方が上であることに加え、権限が上なのは上司だからです。最終的に決めるのは上司だから負けが確定しています。なので戦う意味がありません。
(2)同僚に相談する
まず、やるべきなのが部下同士で、同僚同士で結束を固めることです。
上司に対して1対1で戦っても意味がありません。完全な味方になってくれなくても、こういうことで悩んでいるということを理解してくれる同僚がいるとかなり心強くなります。
たばこ部屋、給湯室、個別ミーティングスペースなど、いくつか話せる場所があると思います。そういうところで相談してみましょう。
(3)無駄な飲み会・残業はしない
無駄な飲み会や残業には参加しないようにしましょう。
本当に必要な残業であればやるべきですが、意味もなく上司がやってほしいと思っているだけの意味のない残業や飲み会に付き合う必要はありません。
残業は本当にやる必要があるのか問い詰めましょう。また、飲み会も、家族があるので、別の飲み会が、などと言って断りましょう。
(4)コンプライアンス窓口に通報する
行き過ぎているパワハラやセクハラは、容赦なくコンプライアンス窓口に通報しましょう。その会社にコンプライアンス窓口がない場合は地方自治体や厚生労働省等に通報したり、弁護士に相談したりしましょう。
最近、パワハラやセクハラの通報はしっかりと対応してくれるようになっています。人事部はすぐさま対応してくれるでしょう。1990年代以前であれば、通報者に不利益が被る(降格させられる、実質的に公表される)などというケースが多かったのですが、2000年代になってそういったことが少なくなりました。
(5)出世に利用する
最も健康的な対処法が「自分の出世に利用する」ことです。
仕事ができない上司は、その上司を超えるように仕事して、部長の目に留まるようにしましょう。エリート上司であればできる風に振る舞えば、自分に目をかけてくれるようになります。パワハラやセクハラ上司は速攻で通報してチームから追い出してしまいましょう。
ちゃんと動いてくれないクソ上司でも、自分の出世に利用できるのであれば可愛いと思えるものです。
(6)部長や役員と相談する
意外とテクニックとして使えるのが「部長や役員に相談する」です。
実質的にこれは告げ口なのですが、「悩んでいます、相談です」という体(てい)でいくと、話がスムーズに進みます。
リスクもあります。上司たる課長や次長に「裏切った」と思われてしまうケースです。なので、しっかりと上司がいないところで上司の上司に話を通しましょう。
(7)転職する
もうどうしようもないときには転職もありです。
ただし、転職は最後の手段です。最初に話をした通り、もし転職したとしても、ムカつく上司のいない天国のような状態になるかというと、そうはならない可能性の方が高いからです。逆に、違うタイプのムカつく上司と出会うかもしれないということを理解して下さい。
セルフチェックをしておこう
転職するのは最後の手段ですが、転職のための前段階として、「自分の市場価値をセルフチェック」しておくのは極めて高い効果があります。
一番おすすめなのが、MIIDAS(ミイダス)という転職サービスです。
7万人の転職実績データから、あなたの本当の市場価値を見出すことができます。実際に大量にオファーが来て、「どうだ、俺はこんなクソ上司がいる職場を、すぐにでも辞めてやれるんだ!」と思うと気分が楽になります。
この気分が大事です。
もう上司もムカつくし仕事も大変だし、死にそう・・・となると、体や心を壊してしまう恐れがあります。
いつでも自分は別の道がある、そういう選択肢を自分の力で用意しておくことが極めで重要です。MIIDAS(ミイダス)は簡易な市場価値算定サービスなので、手軽に対上司の対抗策を得ることができます。
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