炊飯器の選び方とおすすめ機種ランキング(2018年・世帯タイプ別)

炊飯器を買い替えたい人は要チェック!

炊飯器は健康生活の要

家庭生活において、ほとんどは奥さんがやってくれて、サラリーマン(あなた)が決めることはないと思います。

しかし、1つだけ決めなければならない事項があります。

それが家電の購入です。

その中でも特に炊飯器は毎日食べるごはんを炊く機械のため、健康の要(かなめ)です。

炊飯器の選び方はしっかり考えましょう。

買い替えタイミングのチェック方法

壊れている

今持っている炊飯器が使えなくなった場合は、買い替えタイミングです。

他にも、実家から出るタイミングや海外駐在から帰ってくるときなど、「今使える炊飯器を持っていない」というときは、すぐさま購入することが必要です。

劣化してきた

「今持ってる炊飯器が劣化してきたかも・・・」こういう場合は悩ましいところです。

一応ご飯を炊くことはできるけど、保温ができなくなった、内釜がボロボロになった、炊くときに蒸気が漏れすぎるなど、使いにくいなと思うケースが沢山あります。

結論、劣化した場合はすぐ買い替えることをオススメします。

3年ごとの買い替えがオススメ

「今持ってる炊飯器、5年前に5万円で買ったから、もっと持たせたいな・・・」と思うかもしれません。

ごもっともで、劣化してきている部分を修理すれば持たせられる場合があります。

しかし、修理もかなり費用がかさみます。下手をすると購入金額より高くなってくることもあります。

炊飯器も消耗品です。おすすめは3年に1回買い替えることです。

だいたい3年~5年すると、部品が劣化します。どんなに高い機器を購入したとしても、どこかが劣化してくるでしょう。毎日使っていなくても、風化でぼろが出てきます。

修理より買い替えをおすすめします。

比較すべき機能

おいしさ(炊飯方式)

新しく買うなら、美味しいご飯を食べたいものです。

今、圧倒的にメジャーになっているのが「圧力IH方式」です。

ごはんを美味しく炊くポイントは「お米の中にいかに水分を入れることができるか」です。その方法として、1990年代までは熱を全体からかけて炊飯するIH方式が主流でした。その前は、1点だけから熱をかけるマイコン方式が主流でした。しかし、最近の炊飯器メーカーは炊飯器に圧力をかける機能を追加し、圧力で水分をお米に浸透させる方法を開発しました。これが現在の主流です。

炊飯方式を大きく分けると「圧力IH方式」「IH方式」「マイコン方式」とありますが、おいしさを追求するなら迷わず圧力IH方式でしょう。

炊飯量(何合)

炊飯量もほぼ固定化されています。

「3合」「5.5合」「8.5合」のどれかがほとんどです。

3人~5人家族なのであれば「5.5合」の炊飯器を選びましょう。これが一番スタンダードタイプになります。

2人までの独身・DINKS世帯なら「3合」、6人家族以上であれば「8.5合」が良いでしょう。

内釜の質(剥げないか)

炊飯器の部品の中で、内釜(うちがま)がもっとも弱い部分です。

3年で一番壊れやすいのがこの内釜です。

内側がはげると、コーティングがむき出しになったまま炊飯することになります。

なんだか健康に悪い気がしますよね?現に炊飯器メーカーも推奨はしていません。

炊飯器の基本的な考えは、「保証期間をつけて、その中で壊れたら無償交換する」だと思います。

保証期間としては「日立」「東芝」「パナソニック」が5年以上あり長いそうです。他メーカーは3年です。

「剥げにくい内釜」は無いらしいですが、内釜の質としては象印パナソニックがいいらしいです。

私はあまり購入時に内釜にこだわることはしません。どの内釜も必ず劣化するからです。劣化前提で使った方がいいと思います。

大きさ(キッチンに入るか)

炊飯器は大きさも重要です。

最近ではかなり大きめのタイプから小さめのタイプまでさまざまな機種が出ています。

幅25cm × 奥行35cm × 高さ 20cm程度のものが主流だと思います。

大きいものだと幅30cm × 奥行40cm × 高さ 25cm位のものまであるため、そのくらいのものも入るスペースを確保しておきましょう。

特に高さは重要です。蓋を開けると+20cm位は必要になります。高さのスペースは50cm位は用意しましょう。

幅30cm × 奥行40cm × 高さ 50cmあれば、置き場所としては十分でしょう。

どこに炊飯器を配置するかどうかは事前に検討しましょう。

価格(安さ)

当然、安い方がありがたいのですが、相場というものもあります。

「最新機種」は5万円~11万円です。機能も盛りだくさん、最新機です。最高級が欲しい場合はこの価格帯です。

いわゆる「最新機種の1つ型落ちバージョン」が3万円~5万円です。この価格帯が一番機能も充実していて美味しい炊飯器でしょう。

「使えるけど廉価」の機種は1万5千円位だと理解して下さい。この価格帯のものは機能は一部制限されているものの、美味しさや保証という意味では問題ないものです。

1万円以下の炊飯器は「ややアヤシイ」と思ってもらって構いません。

オススメは1万5千円~2万5千円の機種です。

炊飯器ブランド勢力図

炊飯器のメインプレーヤーは象印、タイガー、パナソニックです。

それを追いかけているのが三菱電機、日立、東芝、アイリスオーヤマです。

象印

象印が1位のメーカーで「圧力炊飯技術」と「美味しく炊ける内釜」に強みがあります。

圧力の強さや時間を調整して、もっちり食感のごはんや、あっさり食感のごはんを炊き分けるという機能を持っています。しかも高価格帯モデルでは炊き分けレベルを7段階くらいまで調整できます。

要するに、炊飯器市場において美味しさという意味では象印トップワンなワケです。

内釜には「羽釜」という技術を採用していて、炊いたときの美味しさを更に引き上げています。更に内釜を南部鉄器にした製品もあります。南部鉄器は釜だけで何万円もするため、かなり価格態も引きあがります。それだけ美味しさに自信があるということです。

タイガー

タイガーは「ご飯以外の加圧調理」に対応したモデルを多く持っています。

要するに「電気圧力鍋」ですね。

炊飯器を炊飯器以外の用途に、おかず調理等にも使えるようにと技術を進展させたのがタイガーだと言えるでしょう。既に圧力鍋も持っていて使いこなしているプロ主婦には不要かもしれませんが、料理の初心者だったり、そんなにキッチン家具を増やしたくない人にとってはかなり使える逸品です。

パナソニック

パナソニックの強みは「圧力×スチーム」です。

パナソニックの炊飯器部門は三洋電機と松下電気が合体してできましたが、炊飯器はほぼ三洋の技術です。

三洋系が持っていたIH方式の技術に松下電気のスチーム「Wおどり炊き」という炊飯技術を構築しています。

三菱電機

三菱電機は「圧力炊きタイプを好まないユーザー」をターゲットにして商品開発しています。

トップ3ではないからこそ、しっかりとターゲットを絞っているのですね。

また、高級タイプモデルを数多く作っており、人気商品を数多く作っています。セレクトで高級なものを少量売るスタイルですね。

日立

日立は「美味しくて少量炊き」をテーマにしています。

技術としては他メーカーと似通ったイメージですが、こちらも高級路線で少量美味しくでいこうとしています。

また、特長的なのが保証期間が6年と長いことです。最長です。

東芝

東芝は「真空技術」を差別化要素に据えています。

真空にするとお米が水を吸いやすくなるという原理です。あとは「かまど炊き」をイメージワードにしています。東芝あたりになるとだいぶ手ごろ価格で入手できます。

アイリスオーヤマ

アイリスオーヤマは「銘柄炊き」がキーワードです。

お米の品種によって一番最適な炊き分けができるという銘柄炊き技術を開発し、レシピとして炊飯器に組み込んでいます。安いイメージがありますが、開発技術は頑張っているようです。

おすすめ機種ランキング2018

1位:極め炊き NP-VJシリーズ(象印)

1万円前後です。

買いやすい!そして旨い!個人的な一番の推しポイントは「掃除しやすい」ところです。洗い物が面倒にならない。

象印のNPシリーズは買ってハズレがないので、誰にでもお勧めできます。3~4人家族なら迷わずこの商品1択です。

2位:圧力IH炊飯ジャー NPシリーズ(象印)

2~4万円です。

象印の数年前のハイグレード品です、昔は5万円以上していたことを考えるとかなりお買い得だと思います。1位に比べるとややメンテナンスが面倒です。なので2位。「お買い得品を買いたい!」という人は迷わずコレ。

3位:Wおどり炊き SR-SPX107(パナソニック)

6万円前後です。

「とにかく高いけど良い炊飯器を買いたい」という人におすすめです。ハズレなしです。保証期間も長めです。

4位:炊きたてミニ JAI-R551(タイガー)

6千円です。

安い!といってもこれは「3合炊き」なので注意して下さい。

一人暮らしやDINKSの方にイチバンおすすめの逸品です。

5位:銘柄炊き RC-IB50(アイリスオーヤマ)

1万円です。

多機能なわりに安いので「4人家族、安い炊飯器がいい」という人におすすめです。

ハイエンドモデルを購入したい人は

1位:極め炊き NW-AT(象印)

4万円。

真空圧力IH方式です。「真空×圧力×IH、象印、最強の技術を全部ぶちこんで炊いてみたい」という人はコレ。

2位:本炭釜 KAMADO NJ-AW(三菱電機)

5万円。

最高級クラスの炊飯器です。初期は10万円位したと思うのでお買い得。「かまど系の最高級品」を味わいたい人はコレ。

3位:真空圧力IH RC-10ZWM(東芝)

3~4万円。

真空圧力IH方式です。「東芝の真空技術を味わいたい」という人はコレ。

念押し、やっぱコレ買うべし