ハザードマップくらいは知っておきましょう。
増えている自然災害
地震や洪水対策してますか?
内閣府の防災情報のページによると、毎年、世界で約1億6千万人が自然災害に被災しています。
毎年、約10万人の命が奪われ、約4兆円以上の被害額が発生しています。
また、最近の10年間をみると1970年代から発生件数・被災者数の両方が3倍に増加しています。
異常気象等が発生しており、昔と比べてもリスクが上がっています。
「100年に一度の危機に備えよう」ではなく、毎年、地震や津波、洪水等、なにかしらの大きな災害が発生しています。怖い世の中です。
ハザードマップと防災マップ
防災でよく言われるのが、ハザードマップと防災マップです。
名前くらいは聞いたことがあると思います。
この二つを使いこなすことで、災害を生き延びる確率がグンと上がります。
さて、このハザードマップと防災マップの違いは何でしょうか?
ハザードマップは、災害の被害予測図で、災害の種類別に存在します。
防災マップは、「避難経路」と「避難場所」を示した地図で、災害の種別を問いません。
まれに両方をまとめた地図を「防災ハザードマップ」等と呼んだりします。
両方、極めて重要なものですが、実はメチャ簡単に、しかも無料で使えます。
自分の家の周りを、1回はチェックしてみて下さい。
ハザードマップの使い方(洪水)
国土交通省が、無料のハザードマップを公開しています。
2つありますが、「重ねるハザードマップ」の方を見ましょう。
試しに自分の近くの町を試してみましょう。
「二子玉川」にフォーカスします。
次に、左のタブから「洪水」をチェックすると・・・
こういったマップが出てきます。自分の家が浸水してしまうのかどうか分かりやすいですね。
自分の家が赤いレイヤーの中にあると「危険」だということです。
ハザードマップの使い方(地震)
今度は「わがまちハザードマップ」を開きましょう。
右側をクリック。
こんな風に自分の県を選択します。
すると、吹き出しが出てくるため、クリックします。
「地震防災・危険度マップ情報」>「震度被害マップ」>「インターネットで公開している» 公開URLを開く」という順番にクリックすると、その地域の地震ハザードマップに移動します。
これは横浜の地震ハザードマップです。県によってだいぶ違います。PDFの場合もあります。
地震のハザードマップで面倒なところは、洪水のように統一的なハザードマップがなく、市区町村が個別に勝手にハザードマップを作っているところです。なので、こういった仕様になっています。実に面倒。
南海トラフや首都直下が起こったときの、自分の家の「予想震度」を一度は見ておきましょう。
防災マップの使い方
防災マップはかなり探しにくいのが現状です。
実は市役所などのリアル拠点に行った方が冊子でもらいやすいことが多いです。
その都道府県から書籍で販売されていることも多いので、実は本の方が入手しやすいです。
ただ、「町名 防災マップ」「町名 避難所」などと検索すると、たまにちゃんとネットにまとめている市区町村もあります。
こんな風にきれいにまとめてくれていると助かりますね。
重要なのは、自宅の近くでどこが「避難所」になっているかです。
家族と示し合わせて、地震等の際には避難所で落ち合おうと仕切っておくのが一番です。
備蓄品も大切
備蓄品を持ってますか?
災害備蓄品、防災グッズとも言います。
災害が発生してから、食料などを買い込むのは現実的ではありません。
そのために、防災グッズの事前購入がおすすめです。
防災士がしっかりと監修していて、本当に災害時に役立った経験があるものだけが詰め込まれています。
とにかく品質がいいものをと考えるのであれば、ラピタが一番いいと思います。
「他にも比較したい!」という人がいれば、こちらの記事を読んで下さい。