発達障害は仕事ができない?仕事ができるようになるコツ・仕事術15個

誰でも仕事はできるようになります。

発達障害って何?

WHOの定義によると「『発達障害』とは、自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるものをいう。」とされています。

小難しいですが、チョット変わった感じ方をする人、動き方をする人というイメージです。

あなたも変わり者と言われたことがありますか?

  • 他人の感情を読むのが苦手
  • 他人の話を聞けず、一方的に話をしてしまったりする
  • ケアレスミスが多い
  • 物事に集中するのが苦手
  • 忘れっぽい
  • 集中すると疲れやすい

こういった症状が発達障害の特徴です。

実は、日本は「10人に1人は発達障害」と言われるくらいコミュニケーション能力に障害のある人が多いのです。

一方、ネガティブなイメージが付きまとう発達障害ですが、実は天才と呼ばれる人は「発達障害」の傾向を持っているケースが多々あります。

  • エジソン
  • アインシュタイン
  • ビル・ゲイツ
  • スティーブ・ジョブズ

そういった人たちが天才型発達障害の例だと言われています。

発達障害=コミュ症、だけど、仕事ができないわけではないのです。

仕事は誰でもできるようになる

ただし、こういった発達障害人でも仕事をできるようにさせる、それが本ブログの目的です。

仕事は誰でもできるようになります。

どんな人でも「ある程度のレベルまで」なら仕事能力を育てることが可能です。

別にスティーブ・ジョブズになる必要はありません。凡人でも構いません。バカでもアホでも発達障害でも、デキリーマンになることは可能なのです。

今回、仕事ができるようになる仕事術を教えます。

仕事ができるようになるコツ15個

①とにかくスケジュール表を作る

発達障害で忘れっぽい人は、頭でスケジュールを覚えるのが苦手です。

逆にそれならば、スケジュールを加工して「見える化」をしてしまえばいいのです。

オススメは月末月初に1ヶ月のスケジュール表を作ることです。

そうすると、粗々の今週のやるべきこと=タスクが見えてきます。

1週間ごとにタスク表を細かく作って、終わったら塗りつぶしてください。

ポイントはTODOレベルで細かく作ることです。

正直、「プロジェクトを行う」レベルでは全く意味がありません。

「取引先に契約書のメールを送る」これくらいの粒度で物事を考えましょう。

細かい積み重ねが自信になってきます。

②目的は何?を確認しまくる

スケジュール表やタスクリストを作ると、実は最初に思うのが、「これ、何のためにやってるんだっけ?」です。

目的・目標について疑問がわいて来たら、正しい道を歩んでいると理解してください。

そして、目的目標が何か自分では分からなければ、上司に相談しましょう。

  • 「(システム部)このプロジェクトの目的って、経理部の負担を減らすシステムを作ることですよね?」
  • 「(マーケティング部)今期の戦略策定の目的は、来年の販促物方針を確定させることですよね?」
  • 「(営業部)今月の目標って、大手コンビニ会社との契約更新を成功させることですよね?」
  • 「(製造部)今月の目標って、納品遅延10回以下で生産することですよね?」

こういった質問が出てくるようになれば、仕事ができるようになってきていると言えます。

③進捗設計が一番大事

もう一度言いますが、発達障害者にとって、自分の進捗を「見える化」するのが最強の方法です。

こういった人たちは最初に綺麗なプランを作っても、途中でグチャグチャになりがちです。

なので、次に重要なことが「進捗設計」です。

  • いかに「忘れずに」報告するか
  • いかに「簡単に」報告するか
  • 「何を」報告するか

この3つがポイントです。

忘れずに報告するためにはOutlook等のスケジューラを使うとよいでしょう。手帳を使ったりするのも効果的です。

簡単に報告するかについては、自分のやりやすいように「口頭だけにする」「手帳の走り書きをコピーして報告する」「簡単にメールで箇条書きにまとめる」「OneNoteを使う」等、たくさんの方法があります。お好みで。

何を報告するかがポイントです。上司と本当に議論すべきことはここで、上司が「契約書の進捗であれば、契約書を結べた取引先の数だけでいいから教えてほしい」と言われれば、合計数を確実にカウントしておきましょう。「大口の取引先でよい」と言われたのなら、大口の取引先の情報のみをインプットしましょう。

④「上司だけ」を見よう

発達障害の人は人間関係のバランスをとって仕事をすることがとっても下手です。

ここでのライフハックは「上司だけ見ろ」です。

上司だけでいいのです。何故なら、上司があなたの「評価者」だからです。

あなたを異動にするも、昇給させるも、加点するも昇進させるも上司の仕事だからです。

逆に言うと、評価者でない管理職は上司ではありません。

隣の部長が偉そうに説教を垂れてきても、役員がゴルフに誘ってきても応じる意味はありません。

そいつは、上司の皮を被った「アドバイスおじさん」です。無視しましょう。

あなたを引っ張ってくれるのは、直属の課長・部長だけです。

⑤コミュニケーション力アップの魔法の言葉「お疲れ様です」

じゃあ、発達障害気味の人は上司以外見なくていいのか?

少しは見た方がいいんじゃないかと思いますよね?

もし、他の人ともコミュニケーションする機会があるのであれば、次の魔法の言葉を覚えて下さい。

  • 「お疲れ様です、大変ですね。」
  • 「お疲れ様です、苦労されてるみたいですね。」

この言葉はマジックワードです。

  • 朝イチで挨拶をしたとき
  • エレベータですれちがったとき
  • たばこ部屋で話しかけられたとき
  • 一緒に営業に出かけたとき

どんな時でも、人に好感度を持たれつつ話を持たせる機能を持っています。

最初、一言でも気づかって話しかけておけば、そのあとずっと無言でも、最低限人間としてのコミュニケーションは果たせています。気に病む必要はありません。

「大変そうですね、お疲れ様です。」これを言うだけでだいぶ違います。

⑥「感度の高い奴」に聞き耳をたてろ

発達障害の人も、コミュニケーション抜群になる方法が一つだけあります。

「感度の高い奴」と仲良くなることです。

感度の高い奴、というのは、サラッと回りの人の状況を掴み、ケアするのが上手い人のことです。

感度の高い人は、雑談で人の話をします。

  • 課長さん、今日イライラしてるね。
  • お局様、こないだディズニーいったらしいよ。
  • 新人が新しく取引先見つけてきたらしい。
  • 昨日の夜、主任が部長とケンカしてるの見ちゃった。

こういった発言をしている奴がいたら、ロックオンしておきましょう。

そして、発言をメモしておくのです。さらに、自分が雑談の時に使います。

「聞いたんだけどさ、機能、主任と部長がケンカしたらしいね、取引先のことかな」

自分が他の人に言うのです。

そうすると、他の人は「お!コイツめちゃ空気読んでるやん!」と評価してくれます。

そういった空気を読む情報集めをしていると、自然とコミュニケーション能力が高くなる副作用もあるので、感度の高い人がいれば、上司だろうが後輩だろうが付き合っておくのが正解です。

⑦「物覚えがいい人」を味方につけよう

発達障害者にとって、物覚えがいい人も利用価値があります。

すぐ忘れてしまいがちな発達障害の人にとっては、物覚えが良い人はメモ代わりになるからです。

  • 「あれ?大手IT会社との契約忘れてない?」
  • 「アンタ今日、課長たちのお弁当買い出しに行くんじゃなかったっけ?」

そういったことをコマゴマ言ってくれる人は貴重です。

上司だったり先輩だったり、お局様だったりします。邪険にせずに仲良くしましょう。

⑧「落ち着きがない」を武器にしよう

発達障害の人は「落ち着きがない」とよく言われます。

逆に、この「落ち着きがない」を「足で稼ぐ」という武器に仕立て上げましょう。

デスクに座らず営業をする。

ガンガン電話してプログラマーと対話する。

常に工場を見回って作業員をチェックする。

パワーポイントを作るよりホワイトボードを使って議論をする。

足で稼いで、ナンバーワンの物知りになりましょう。

そうすれば、少しくらい物忘れがひどくても、許してもらえます。

⑨飲み会は最低限の参加でいこう

飲み会はリスキーです。これは普通の人でも発達障害でも変わりません。

しかも、発達障害気味の人は、飲み過ぎたら少しメンタルっぽくなってしまい、次の日ベッドから起き上がれなくなったりします。なのでお酒は2重にリスキーなのです。

毎日お酒を飲むことは控えましょう。

⑩できれば二次会は断ろう

できれば二次会は断りましょう。

発達障害気味の人は、断るのが苦手です。

オススメの対処法は「しれっと消えていなくなる」です。

皆が「お疲れさまでーす」と言ってる最中にさらっと消えるのです。

引き止められても「ごめんなさい、ちょっと用事が・・・」で帰りましょう。

⑪キャバ嬢「さしすせそ」をマスターせよ

普通の人でも、発達障害でも使えるスキルがあります。

「キャバ嬢のさしすせそ」です。

「さしすせそ』とは、

  • 「さ」=「さすがですね!」
  • 「し」=「知らなかったー!」
  • 「す」=「すご~い!」
  • 「せ」=「センスいいですね!」
  • 「そ」=「そうなんですか!」

この5つのマジックワードを使って褒めることを言います。

これ、おっさんがおっさんに対して使っても、メチャクチャ効きます。

普段からさらっと使えるように覚えておきましょう。

⑫飲み過ぎ防止は「5杯まで」

飲み会を楽しむことができても、お酒は5杯までにしましょう。

5杯以上になると、よっぽどお酒が強くない限り、次の日に残ります。

若ければいいのですが、30歳を超えると、少しずつダメージが蓄積します。

500mlビールジョッキ 5杯、これが限度です。

本当は、厚生労働省の飲酒ガイドラインによれば、「1日2杯まで」です。しかしそれでは2時間以上も持ちません。なので酔っ払うギリギリのラインとして「最悪5杯」までにしましょう。

⑬暇があったらとにかく「寝ろ」

発達障害の人は、メンタルや肉体へのダメージに耐性ない人が多いです。

要するに、すぐやられてしまうということです。

一番の対処法は何かというと「寝ること」です。

「ちょっと疲れてるな俺」と思ったら、3日間「8時間以上」の睡眠時間を確保しましょう。

その時間がとれないなら、だんだん疲労が蓄積してしまいます。

まったく休めない会社なら、転職も考えましょう。
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⑭ストレス解消方法を確立せよ

発達障害でもADHDでも、ストレス解消法が必須です。

食べること、旅行すること、漫画を読むこと、ゴルフをすること、カメラなどなど・・・

趣味が必ず必要です。

何でもいいのですが、「何もない、寝るだけ」だと、少しメンタルダメージからの立ち直りが遅くなります。

休息の日にやることを「寝て、食べて、XXXをやる」という3段構えにしておくと、リカバリーが早くなります。

⑮薬には頼るな

できれば、デパスやレキソタン等の向不安薬は使わないようにしましょう。

もしメンタルで病院からお薬をもらったとしても、飲み過ぎはいけません。

もっと仕事できるようになるための本

発達障害気味の自分を変えたい!

そう感じているのであれば、この本を買いましょう。

世界観が変わります。

発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術

著者が「借金玉」さんという人で、実際に発達障害だけども頑張って稼げるようになった人です。

ただし、この人は発達障害者だけど早稲田大学に行けるほどの頭の良さをデフォルトで持っています。

地頭がいい人にはこの本をオススメしますが、普通の人には使いこなせないかもしれません。

それほど尖ったことが書いてあります。

転職もあり

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