管理職になると得をします。
目次
管理職とは?
管理職になりたいですか?
管理職とは、会社によって呼び方が違いますが、課長、マネージャー、ディレクター、マネジメント等、いわゆる労働基準法上の管理監督者に当たる人のことを指します。残業代が出ない人です。
一般的には「課長以上」が管理職の会社が多いでしょう。
管理職のメリット
管理職のメリットは、なんといってもその多額の給料です。
日本の平均年収は420万円ですが、管理職は500万円を超えます。要するに平社員よりも年収が100万円以上多いということです。
これは大企業の場合、更に顕著です。大企業の場合だと35歳のサラリーマンが年収800万円くらいですが、管理職の場合は年収1,000万円を超えます。
商社や外資系の場合は、管理職だと1,500万円~2,000万円になります。莫大です。
また、転職に有利なことも挙げられるでしょう。
平社員のまま転職活動しても「コイツ平社員かよ」と思われますが、管理職ならその分上乗せを検討してくれます。年収が上がりやすくなります。
責任が重い等と言って、管理職になることから逃げるのはかなり損だということです。
管理職のデメリット
一応、管理職にはデメリットもあります。
一番大きいのは残業代が出にくいことです。深夜残業すれば出るのですが、普通の残業では出ない会社がほとんどでしょう。
24時間が働く対象になります。とはいっても、このご時世にそんな厳しい働き方をさせるとブラック企業認定されてしまうため、無茶をさせている会社は少ないです。
そして、管理職は部下を管理しないといけません。そういった細かい管理が苦手な人には辛いかもしれません。
管理職はそこまで辛くないでしょう。
管理職になれる人の条件5つ
じゃあどうやったら管理職になれるのでしょうか?管理職になりやすい人・なれる人の条件を教えます。
①上司にケツ持ちしてもらえる
管理職の人は、更に上の役職者、すなわち部長や役員からケツ持ちしてもらうことが必須になります。
部長に「お前がミスっても俺が守ってやる」と思わせられる人が管理職になれるということです。
上司に気に入られる人、すなわち「オジサンキラー」であることが重要です。
キャラ勝ちしていればラクなのですが、他にも方法があります。
上司と出身大学が同じであること。これはかなりの高ポイントになります。
「大学の後輩なら面倒みないとなぁ」と思うからです。
後は、入社時の配属が一緒というのもかなり強みです。
「アイツも大阪工場出身か・・・よし、引き上げてやるか」等と思います。
バカじゃないか?そう思いますか?実際に世の中の出世はそういう風にして決まっています。
上司と自分の相性を見極めて、上記3ポイントをアピールしまくれば管理職に引き上げてもらいやすくなります。
また、相性が悪いと思ったら異動願いを出すことも戦略です。
②上司の仕事をこなせる
上司の仕事をこなすことができること・・・これがもう一つの重要なファクターです。
「コイツは俺の後釜を任せられるな」とう思わせることが重要です。
まず、ほっておかれても、上司のやることを先回りしてこなすことです。
上司が気付く前に「この案件、こう進めたいのですがいかがでしょうか」等と先回りができること、これが上司にアピールする有効は方法です。
そういったことを繰り返すと、もう役職を与えないといけないなと上司は思ってきます。
ポイントは「自分は仕事やってるアピール」をすることです。
日本人には恥ずかしいかもしれませんが、アホみたいにアピールすることが重要です。意外と人はアピールに弱いです。「俺は昇進したいです!」と言われた時に、面と向かって「ダメだ」と言える人間は少ないです。
③人事にケツ持ちしてもらえる
もう一つの方法が人事部に気に入られることです。
特に大企業では人事部が強力なパワーを持っています。
人事部が選抜試験や資格試験等を開催しているのであれば、必ず受験し、合格することです。
社内選抜試験の効果は絶大です。
学歴に弱いオッサンであればあるほど「人事部のお墨付き」には弱いのです。
ミスがあっても人事部がケツ持ちしてくれる状態というのは無敵です。
人事部の課長や採用担当、人事部長等とは仲良くなっておいてそんはありません。
④ムードメーカーである
これはかなり難しいのですが、ムードメーカーだと有利です。
いつも雑談の中心にいる、仲良しメンバーの輪に入っている。
自分がいれば笑いが絶えない・・・そういう人に管理職のチャンスは訪れます。
ただし、人間にはキャラクターというものがあります。
ムードメーカー系のキャラは、真面目な人や硬い人には絶対なれないキャラでもあります。
そういう硬めの人は、いつも笑顔でいることです。笑顔でいるだけで、最低限、マイナス評価を食らうリスクはなくなるからです。
⑤オンリーワンの能力がある
英語が帰国子女レベル、簿記1級合格、プログラムはなんでもござれ・・・オンリーワンの能力があると管理職に選ばれやすいのは確かです。
ただし、オンリーワンの能力が今ないのに、新しく身につけることは簡単ではありません。
今なにも手持ちに無い・・・そういう人は、目の前の仕事に打ち込みましょう。
楽しい奴でもない、英語も喋れない、数字もわからない、けど、この仕事に関しては負けない。そういう気概をもっておくと管理職に抜擢されやすくなります。
自信を持つこと、これが最重要なのです。
管理職を目指すためのオススメ本
「はじめての課長の教科書」
これが本当にオススメです。
課長向けと書いていますが、実際は「課長一歩手前の社員向け」の本です。
課長とは部下のモチベーションを保つものだ、経営陣と繋げ、部下からの突き上げをくらうこともある・・・上下左右多種多様な課長の「あるある」を描いていてかなりリアリティのある一冊です。
まずはどういった心構えでいるべきなのか、これを読めば分かります。
管理職になりたいと思う人にとっては必読書です。