目次
この記事を読んでほしい人
- 飼っている文鳥が胃腸炎になった人
- 飼っている文鳥が年をとってシード食べられなくなってきた人
- 飼っている文鳥に優しいエサをあげたい人
文鳥は胃腸が弱くなりがち
文鳥がエサを食べない、体調悪そう。
この理由にはいくつかあります。
まずは「病気」です。胃腸炎などの病気にかかっている場合、文鳥はエサを食べなくなります。なので、まず疑ってかかるのは「この子は病気ではないか?」ということです。
もう一つが「加齢」です。年を取ってくると、人間でも固いものや消化に悪いものが食べられなくなります。文鳥も全く同じです。
年を取って老化してくると、思うようにエサを食べたり、消化したりすることができなくなります。だいたい5歳以上の文鳥で胃腸の老化が始まってきます。(文鳥の年齢は5歳だと5~60歳です、人間だと曲がり角に差し掛かる年齢ですね)
私の文鳥は年を取ってボレー粉(貝殻を粗く砕いた鳥用のカルシウム補給用食)が消化しにくくなっており、カトルボーン(イカの骨の粉末)に変えたら良くなりました。
もちろん、単なる「体調不良」の場合もあります。暖房をつけずに寒い状態にしたとか、ずっとエサや水を変えないで不衛生な状態にしていたなどということがあれば、すぐに清潔な環境にしましょう。
あれ、なんかおかしいな?と思ったら、すぐに近くの動物病院に連れて行きましょう。まずは病院チェックです。
文鳥のエサの分類
オトナ(成鳥)の文鳥のエサは基本的に3種類です。
- 主食 (ペレットかシード)
- カルシウムフード
- 野菜(たまに)
今回メインでお話するのは「主食」の話です。
文鳥の主食は「シード」と「ペレット」に分けられます。
シードはそのまま「種」という意味で、本来の文鳥はシードを好んで食べます。アワやヒエ等、複数の穀物が配合された配合飼料をホームセンターやネットショップで購入することができます。文鳥はこのシードだけ食べていても普通に生活することができます。カルシウムや野菜はあくまで補助食品です。
配合飼料は、殻(カラ)の有無によって「殻付きエサ」と「ムキエサ(殻なし)」に分類されます。殻付きエサの方が栄養分が豊富でおいしいのですが、殻がバラバラ散ってしまって汚いのと、老鳥には結構食べにくいようです。ムキエサは簡単に食べられ、汚れも少ないのですが、鳥のクチバシが弱ってしまうことと、栄養成分が少ないことから、これまた老鳥にはおすすめされていません。
病気の鳥や、老鳥に一番いいのが「ペレット」と呼ばれる加工飼料です。
ペレットは栄養成分をしっかりとメーカーが考えて、天然飼料を加工して混ぜ合わせたものが多く、しかも消化にいいように加工されてます。栄養と消化の両方から良いと言われています。
ただ、デメリットとしては、小さいころから一回も食べさせたことがないと、文鳥はペレットに手をつけなかったりします。ペレット嫌いの文鳥も結構います。また、ペレットは「エサっぽい臭い」が強いため、臭いを気にする飼い主にはつらいかもしれません。
調子が悪い文鳥にはペレット1択です。まずはペレットをあげましょう。
こういう袋に入っています。1回5gくらい使うので、300gあれば2か月はもちます。
でも、どのペレットをあげればいいか分かりませんよね?今回はそのペレットをおすすめします。
今回は、4つの観点から比較しました。
- 消化の良さ
- 栄養素バランス
- 食いつきの良さ
- 価格(コスパの良さ)
どれも問題ないものばかりですが、分かりやすいように比較しました。
胃腸が弱い文鳥におすすめのエサ3つ
【1位】ネオフード / 小粒
【個人的評価】
消化の良さ:★★★★★
栄養の良さ:★★★★☆
食いつき度:★★★★★
コスパ良さ:★★★☆☆
価格は600gパックで約2,000円です。(1グラム3.3円)
一番おすすめのペレットです。
日本のメーカーである黒瀬ペットフードが製造しており、安心です。
最近発売された新型のペレットフードで、かなり文鳥の食いつきが良いのが特徴です。栄養バランスもかなり考えられています。一番評価したポイントは、うちの老文鳥に食べさせたときに一番消化に良さそうだったのがこのペレットです。
デメリットは、やや高いことです。ただ、他のペレットより1.5倍くらいの値段なだけなので、許容範囲です。
体調の悪い愛鳥・老鳥をしっかりと見守りたいのであればネオフード1択だと思います。
【2位】ズプリーム / フルーツブレンド
ズプリーム (ZuPreem) フルーツブレンド XS カナリア・フインチ 900g
【個人的評価】
消化の良さ:★★★☆☆
栄養の良さ:★★★★☆
食いつき度:★★★★★
コスパ良さ:★★★★☆
価格は900gパックで約2,100円です。(1グラム2.3円)
人気急上昇中のペレットです。
ズプリームも最近発売された文鳥のペレットです。カラフルなペレットが特徴です。
フルーツの香りや色を混ぜ込むことで、鳥の食いつきを最高にするというコンセプトで作られているようです。しっかりとした食いつきの良さが売りです。栄養素もしっかりと考えられています。消化の良さはノーマルです。
デメリットは少ないですが、着色料などを使っているところでしょうか。天然成分を気にする方は使用を控えたほうがいいかもしれません。
うちの文鳥は食いつきが悪くて・・・という人は、ズプリームを買いましょう。
【3位】ラウディブッシュ / デイリーメンテナンス ニブルズ
ラウディブッシュ デイリーメンテナンス(ニブルズ) 1.25kg
【個人的評価】
消化の良さ:★★★★☆
栄養の良さ:★★★★☆
食いつき度:★★★☆☆
コスパ良さ:★★★★★
価格は1,250gパックで約2,700円です。(1グラム2.1円)
世界で一番有名な鳥用ペレット。
ラウディブッシュといえば、だれもが知っているバードフードです。これを知らない人は文鳥業界のモグリです(笑) いろいろ種類がありますが、今回紹介するのはデイリーメンテナンス・ニブルズという種類です。
文鳥に食べさせてみると、食いつきはほどほどですが消化には良いようです。そして、なんといっても一番の強みはコストパフォーマンスの高さです。安い!
デメリットは、少しエサ臭がきついことでしょうか。また、文鳥専用のフードではないため、粒がすこし大きいところが気になります。(ウチの子は食べましたが・・・) もう一つ小粒のミニという種類もありますが、そちらはもっと小さい鳥用なので、今回はニブルズを推しています。
とりあえず安いもので様子を見てみようという人は、ラウディブッシュを買いましょう。
【4位】ラフィーバー / プレミアムデイリーダイエット
LAFEBER’S(ラフィーバー) プレミアムデイリーダイエット フィンチ 鳥用ペレット 454g
【個人的評価】
消化の良さ:★★★★☆
栄養の良さ:★★★★★
食いつき度:★★★★☆
コスパ良さ:★★☆☆☆
価格は434g缶で約1,900円です。(1グラム4.3円)
日本より海外で有名なペレット。
栄養素を豊富に含んでいることを売りにしています。ミネラルやビタミンだけでなく、オメガ3などの脂肪酸を含んでいるという内容です。食いつきも消化も良いようです。
ただ、デメリットはそのコスパの悪さです。要するに価格が高いということです。普通のペレットの2倍くらいの価格になるため、リッチな家庭でしか購入することはできないでしょう。
とにかく栄養素を!という文鳥にはラフィーバーを買いましょう。
その他の補助食も!
【番外】カトルボーン パウダー
換羽期や卵を作るために必要なのがカルシウムです。カルシウムを補助するためにカトルボーンもあげるといいでしょう。顆粒ではなく粉末(パウダー)の方が消化にいいです。
安いので、まとめて購入しましょう。
【番外】ネクトン(ビタミン剤)
鳥業界では有名なのがこのビタミン剤です。ヨウ素やビタミンなどをもっと強化したい!という場合はこのビタミン剤を水に添加すると元気になります。
私の文鳥のかかりつけの獣医は、ビタミン剤をかなり推してきます(笑)確かに、それだけパワーがあると思います。うちの子にあげたら、本当に元気になりました。
弱ったらまず獣医に連れていこう
まず、文鳥が弱っているなと感じたら、すぐにGoogleで「動物病院 小鳥」で検索です。
小鳥もチェック可能な動物病院を探して、すぐに連れて行きましょう。
連れて行く間に、通販でしっかりとペレットフードを購入しておきましょう。