災害時にラジオは必須です。
目次
防災ラジオとは
防災ラジオとは、地震や大雨、洪水といった災害があった時に、自宅や避難所で災害情報を得るためのラジオです。
災害時の情報収集のベースになるため、防災グッズの中でも上位に常に上位に位置する商品です。
見た目は普通のラジオと変わらないように見えますが、ダイナモ機能(手回し充電)やライト機能、サイレン機能等、幾つもの機能がついているラジオが「防災ラジオ」「多機能ラジオ」「災害用ラジオ」「緊急用ラジオ」等と呼ばれています。
こういうラジオです。
防災ラジオの選び方
防災ラジオの選び方にはコツがあります。
次の4つを満たしていれば最高の商品です。
- AMとFMの両方を受信できるか
- ダイナモ機能があるか
- 乾電池充電可能か
- イヤホン端子があるか
①AMとFMが聞ける
AMとFM、どちらか一方ではなく、両方とも聞けた方がよいです。
まず「AMとFMの違い」を確認しましょう、
- AMラジオ(Amplitude Modulation:振幅変調)は、電波が遠くまで届きやすいのですが、音質は良くない電波です。
- FMラジオ(Frequency Modulation:周波数変調)は、電波塔からあまり遠くまで電波を届けられませんが、その分音質が良い電波です。
災害時ではAMラジオの方が障害物を回り込んで聞ける可能性は高いです。全国区放送を聞くことができます。
一方、FMラジオは市区町村の「コミュニティ放送」を聞くことができるため、細やかな情報を得るのであればFMの方がいいかもしれません。
結論、どちらか一方ではなく、AMもFMも両方聞けた方が良い。ということです。
②ダイナモ機能あり
ダイナモ機能とは、ハンドルがついていて手回しで充電できるラジオのことです。
こうやってハンドルが付いていて、回すことで充電することが可能です。モノによっては、スマホのプラグを接続してスマホを充電することのできる機種もあります。
最近では増えてきましたが、ダイナモ機能はついていないものの方が多いです。あればラッキーくらいに考えておきましょう。
③乾電池充電可能
ダイナモ機能が付いていても、乾電池で使えることは必須です。
最近では沢山の充電方法があります。ダイナモ機能、ソーラー充電、スマホ、コンセント・・・しかし、災害時においては乾電池に勝るものはありません!
電池を入れるだけで何日もパワーが落ちない、これが乾電池の凄いところです。めちゃくちゃ楽になります。
手回し充電機能は、乾電池が無い時のセーフティネットという位置づけです。実際には使わない方がいいです。疲れます。
④イヤホン端子あり
イヤホンは、避難所でラジオを聴くときの必須アイテムです。
自宅だとラジオを垂れ流せばいいのですが、避難所は人が沢山います。イヤホンをつけて一人で聞くようにしないと周囲に迷惑がかかってしまいます。
イヤホンせずに大音量でラジオを聞いていると、最悪、避難所から追い出されるケースがあります。
イヤホンも必ず買っておきましょう。
おすすめラジオ5選
商品マッピング
ラジオは沢山種類がありますが、5種類をピックアップしました。
「多機能⇔シンプル」「高級品⇔お手頃価格」の2軸で比較するとこのようなマップになります。
①パナソニックAMラジオ
本当にお金がない!という人向け。
AM放送しか聞くことができませんが、とにかく安い!1000円ちょっとで買えます。
扱いもシンプルで、メモリを合わせるだけ、機械オンチでも簡単に使うことができます。
145グラムと軽くて持ち運びやすいのもメリット。家に大きめのラジオを置いておいて、このラジオは防災バッグに入れて持ち運ぶというのもよい選択です。
単三電池2本で動くという簡易さもオススメ。
イヤホン端子あり。
②コイズミポケットラジオ
小さいラジオが欲しいならこれ。
コイズミ AM/FMラジオ (SAD-7219/S) [キャンセル・変更・返品不可]
防災バッグに入れて災害時に持ち運びたいという人はコイズミ1択です。
150グラムと軽量でとにかく小さい!(スマホサイズです)
FMもAMも聞くことができて、単三電池2本で動きます。
価格は2000円くらいなので購入しやすいです。
イヤホン端子なし。
③ソニーハンディラジオ
FMも聞ける安価なラジオです。
ソニー SONY ハンディーポータブルラジオ ICF-P36 : FM/AM/ワイドFM対応 横置き型 ブラック ICF-P36 B
AMだけだと不安という人は、こちらを購入して下さい。
2000円ちょっとで買えるので、こちらもかなり安いです。
シンプル系のラジオでは一番のオススメ。
単三電池2本で動くので簡単です。
209グラム、そこまで重くないので持ち運びOKです。
イヤホン端子あり。
③ソニーポータブルラジオ
高級品を買いたい!という人はこちら。
ソニー SONY ポータブルラジオ ICF-B09 : FM/AM/ワイドFM対応 手回し充電対応 オレンジ ICF-B09 D
AMもFMも聞けます。手回し充電もできます。単三電池2本で使えます。ライト機能もあります。スマホ充電機能も付いています。
「シンプルタイプ」といいつつ最低限の防災機能はすべて備えています。
とにかく1つ買っておけばこれでOKという人にはオススメ。
価格は8000円位します。重量がやや重いかもしれません、500グラムくらいあります。持ち運びには不向きかもしれません。
イヤホン端子あり。
④Accevoラジオライト
多機能LEDライトです。
ラジオライト Accevo 手回し式充電 多機能LED懐中電灯 非常用ライト 災害用ラジオ iPhone Android 手動充電 USB充電 AM/FMラジオ機能付き 地震/震災/津波/停電 緊急対策
FMもAMも聞ける、LEDライト機能あり、ダイナモ機能で手回し充電可能、スマホ充電可能
見た目は大きいですが、159グラムとかなり軽量です。持ち運びにも便利。
2000円程度で購入できます。バランスの取れた多機能ラジオです。
多機能ラジオだと一番のオススメ品です。
ただ、1点だけ、充電しようと思ったら、一瞬「サイレン機能」にダイヤルを当てなくてはならないため、下手すると充電する時にサイレンが鳴ってしまうというリスクがあります。
イヤホン端子なし。
⑤多機能防災ラジオ
全てを揃えた「ザ・防災ラジオ」を買いたいならこれ。
AMもFMも使える、ダイナモ機能あり、スマホ充電もできる、大きめのライトが付いていて使いやすい!
重量は400グラム程度とやや重めですが、家族で避難所で使う分には使いやすい大きさです。
誰が見ても防災用ラジオだということが分かります。
2500円程度なのでそこまで高くありません。
イヤホン端子なし。
一番のおすすめは?
ソニーハンディラジオがおすすめ。
ソニー SONY ハンディーポータブルラジオ ICF-P36 : FM/AM/ワイドFM対応 横置き型 ブラック ICF-P36 B
FM・AMが聞ける。イヤホンでも聞ける。ダイナモ機能はないけど、乾電池で簡単に使える。
そして価格が安い。
悩まずに「スタンダードな1品」を買うことをオススメします。
お金があれば高い方の高い方のソニーラジオを買いましょう。ダイナモ機能も付いてます。
セットで買った方がお得
防災グッズを1つ1つ揃えるより、「防災セット」としてパッケージ購入したい!
そういう人のために記事をまとめています。