器用貧乏な人の特徴と克服方法5つ

あなたは器用貧乏?

器用貧乏とは?

器用貧乏の定義をまず確認しましょう。

【きよう-びんぼう】

なまじ器用に色々な事がこなせるために、かえって大成しないこと。

あなたはこの定義に自分が当てはまっていると思いますか?

まず特徴を確認してみましょう。

器用貧乏な人の特徴5つ

1)執着心が少ない

器用貧乏な人は、執着心が少ないことが多いです。これは良い作用をするときもあり、悪い作用をするときもあります。

さっぱりとした考えで次に進むことのできる性質である一方、「熱意が少ない」というネガティブな作用をもたらすこともあります。

2)どの能力も中の上レベル

器用貧乏だと言われている人は、最低レベルの能力はあまり持っていないことが多いです。どれも中レベル以上にはできます。

しかし、逆に言うと、トップレベルの分野がほぼゼロだということです。トップレベルとは、今いる数十名程度の組織の中で1~2位を争うことができる知識やスキル、ノウハウがあるかどうかです。

3)人に嫌われたくない

器用貧乏な人は「人に嫌われたくない」と思っています。パッと見、さっぱりしているようで、実は八方美人な性格をもっているのです。

なので、人からお願い事をされると断れません。色々なことを引き受けてしまって、時分のやるべきこと、やりたいことがおろそかになってしまうという面を持っています。

4)好き嫌いは多くない

器用貧乏な人は、好き嫌いは多くありません。人の好き嫌い、仕事の好き嫌い、食べ物の好き嫌い、特にありません。

ハッキリとした好みがない分、どれか一つを選べと言われたときに迷ってしまう性質を持っています。この性質が、自分のキャリアを歩んでいく際にはハードルになることもあります。

5)そこまで負けず嫌いではない

器用貧乏な人は、そこまで負けず嫌いではありません。「ある程度のレベルまではこなしてやろう」とプライドを持っていますが、「何が何でも1番になりたい」というレベルまでは考えていません。これでは他人が押しのけてきたとき、その人間に道を譲ってしまうという結果になってしまいます。

器用貧乏から脱出する方法5つ

1)何かの分野でトップになれるように頑張る

何かの分野でトップになれるようにしましょう。それこそが器用貧乏の定義からの一番の脱出方法です。別に「決算が読める」とか「誰よりもITインフラに詳しい」とか「営業成績ナンバーワン」とか、超ハイレベルのことは言いません。

まずは小さいところからでいいのです。「チームで一番、営業部に知り合いが多い」「部で一番、お客様相談窓口の経験がある」等、明確なナンバーワンでなくても構いません。まずは種銭を作りましょう。

2)人に嫌われてもいいと思う

人に嫌われることが怖いですか?意外と、人に嫌われても死ぬことはありません。確かに同じチームの人から嫌われると、やっていけなくなることもありますが、そこまでおびえる必要はありません。あなたがそれ以上に「嫌われるとマズイ人」になればいいだけの話です。

人から嫌われるのが世の常、好いてくれる人がいるなら、それだけでラッキー」だと思って下さい。それが普通です。

3)自信を持つ

自信を持ちましょう。自身がない人間を好いてくれる人はあまりいません。そして、見かけの自身がある人に対しては、実力の有無にかかわらず周りも認めてくれます。

自信を持つ(っているように見せかける)ということはコスパが良いわけです。オラオラ系で喋れ、とは言いません。自分が話すことについては「~~です。」と断定的に話すだけでも、だいぶかわります。語尾を「~~かもしれにゃいれすぅモゴモゴ」等と言う聴き取りづらいことは止めましょう。

4)仕事を引き受けすぎない

他人の仕事は引き受け過ぎないようにしましょう。自分の仕事がメインです。もちろん、上司から依頼される仕事はしっかりと引き受けましょう。

こまごまとした雑務については、状況を踏まえて判断しましょう。自分が一番年齢が下で雑用係になっている等と言う場合は、「最低これとこの雑務は自分の担当だ」と割り切りましょう。逆に、それ以外は受け付けない、とはっきりさせておきましょう。

5)状況を楽しむ

状況を楽しみましょう。器用貧乏だということは、ベース能力が高いはずです。なんでも新しい仕事になじむ能力があるということです。

どんどん押し寄せてくる仕事の波を楽しみながら、次は何が来るかなー、等と仕事に乗る「サーファー」のような存在になりましょう。もちろん、器用貧乏とは真逆の、仕事の海に深く入っていく「ダイバー」を目指すのも立派な考え方です。

楽しんでいると、そのうち周りから認められてきます。

器用貧乏が生かせる仕事5つ

1)事務職

器用貧乏な人が一番向いているのは「事務職」でしょう。

広範囲の仕事をさらっとこなさないといけないからです。法律、経理、企画、人事、営業資料作成等、やっていく分野は沢山あります。

一番幸せなのが、大企業の事務職に入ることでしょう。周りも賢い人たちばかりなので、器用貧乏のあなたを上手く使ってくれるし、大きなプロジェクト案件など、楽しい仕事が舞い込んでくるはずです。

必要なら転職もしましょう。

2)接客業・営業

「接客・営業」も実は向いています。

コンビニ店員から化粧品等の接客業まで、不特定多数の人に対して、柔軟な対応をしないといけないからです。マニアックなダイバー型の人はこういった仕事が苦手です。

営業分野は軽視されがちですが、在庫管理や原価設計、営業資料作成、コミュニケーションと、奥が深いし、器用貧乏な人にしかできないことが多いです。

自信を持ちたいなら、営業でトップを狙うというのもありです。

3)研究職

器用貧乏な人は、大学でのアカデミックな研究職は向いていません。ストイックに深く深く学んでいくことが求められるからです。一方、全てイチから自分で考えて組み立てる、他の部署との交渉もする、そういった企業の研究職には向いています。

研究の方針を立てる、派遣さんにお願いする、工場にヒアリングする、社長にプレゼンする、といったこまごました仕事は、器用貧乏でないとできないはずです。

4)リクルーター

器用貧乏な人は「人と人をつなぐ」仕事に適しています。

これを突き詰めると「人事」になります。特に採用担当です。

学生に対して世の中の動向を教え、会社の概要を説明し、学生の悩みを聞きながら、会社が採用すべき人材をピックアップする。こういった仕事こそ器用貧乏の人に向いています。

5)独立・起業

器用貧乏な人に「意思」が加わると、スゴイことになります。器用貧乏の「何でもできる」という強みが、一方向に収束するわけです。社会を変える原動力になるでしょう。そういう人に一番良いのが独立・起業です。

ただし、自分を売り込む営業から始まるため、99%失敗してもいいくらいの気概を持つ。腹をくくらないとだめです。

「覚醒した器用貧乏の人」には、この独立・起業をオススメします。ぜひ社会を変えて下さい。

転職も有効な手段

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