大企業のトップが教える、仕事ができる人の特徴9つ

みなさん、仕事ができる人になりたいですよね!?


 

私は大企業の経営企画部で働いており、社内外のトップ経営陣とお仕事する機会が沢山あります。

社長・取締役から始まり、ベンチャー企業の経営者、外資系コンサルのエリートコンサルタント等、普通では知り合えないような「頂点」に住む方々とよく会います。皆さん年収2,000万円は軽く越えてる方々ばかりです。

そんななかで「この人は本当にすごい」と思ったデキリーマンの特徴を列挙していきます!貴方は当てはまりますか?まだまだの人は行動を変えるように努力してみてはいかがでしょうか。

仕事ができる人に共通する特徴9つ

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①無駄な残業をしない

デキリーマンは長時間勤務を嫌います。一方でダメリーマンは残業ありきで業務を設計しています。これは色々な本やWebサイトで言われていることでしょう。

ただ、ひとつ付け加えるなら「デキリーマンも残業はします」ということです。不要な長時間勤務はしないけれど、残業しないと仕事が回らないタイミングもある、ということを理解しています。

ただ馬鹿の一つ覚えで早め帰宅するわけではないということです。チームには何が必要で、自分は何を担っていて、他の人に何をお願いできるのかを理解すれば、自ずとデキリーマンになれるはずです。

②今、結果を出そうとする

日本人には「目に見える結果を出さなくてもいい」と奥ゆかしい考え方を持っている方が多いのですが、それは間違いです。

「今は下積みの時期だから・・・」これも間違いです。仕事をやるからには明確に見える結果を出さないとステップアップしていけません。必要以上にアピールするのではなく、実態を知ってもらうことと意見を出すことが重要です。

もちろん、会社という組織は最終的に「誰かが見てくれている」ので、救われることも多々あります。しかし、救われることを前提にして行動してはいけません。貴方は救う側にならなくてはいけないはずです。

仕事によっては見えにくい仕事もありますが、改善点、達成事項を上司にアピールしていきましょう。

③まず、予約をとる

普通、ミーティングの最後に「じゃあ次回は来月あたりですね」と締めますが、デキリーマンはその場かすぐ後に詳細な日程を決めます。

関係者の日程を確保することは仕事の始まりであり根幹です。これを理解しましょう。

実は、日程を確保しようとすると様々なことが見えてきます。

  • なぜこの週に予約するのか
  • 何時間予約するのか
  • 何について話をするのか
  • どこで開催するのか
  • 資料はいつまでに作るのか

予約しようとすると様々な疑問が浮かぶはずです。5W1Hを理解していないと「最適な時間」を予約できません。そう、予約とは超ハイレベルな仕事なのです。

「予約とかクソたりぃ~」ではなく「予約して上手く相手をグリップしたろ!」くらいポジティブに意識してください。

④ミーティングの目的が明確

予約も重要ですが、デキリーマンは打合せの目的も明確です。ミーティングには大きく5つの目的があります。

  • 意思決定する場(決める)
  • 報告の場(上げる)
  • 共有の場(伝える)
  • ブレストの場(広げる)
  • 相談の場(深める)

仕事ができる人は必ずそのミーティングの目的を決めて臨んでいます。また、自分が主催でない場合は「このミーティングの目的って何でしたっけ?」と質問します。

目的が見えると時間が見えます。今日はここまで、次回は何する等を考えられるので生産性が高まるわけです。

⑤自分の意見を持っている

仕事ができる人は必ず自分の意見を持っています。また、自分の意見を伝える技術に長けています。

逆もしかりで、ダメリーマンは自分の意見がありません。他の人から「こうした方が良いのではないか」と言われたら「そうですね」と安易に引き受けてしまう人がダメリーマンです。

できる人は意見を持つときに、5W1Hで考えていることが多いようです。

  • 何故(why)
  • 何をやるのか(what)
  • 誰がやるのか(who)
  • いつやるのか(when)
  • どこでやるのか(where)
  • どうやるのか(how)

更に言うと、特に「なぜ」「だれが」を突き詰めるとよい議論ができます。経営陣が考える俯瞰的な思考になるからです。逆に「どうやるのか」と手法論にだけコダワル人は、ダメリーマンから一歩抜け出しただけで終わってしまいます。

⑥柔軟に落とし所を変えられる

慣れないと難しいですが、デキリーマンは必ずと言っていいほど「柔軟」です。

何が柔軟かと言うと、意見を曲げられます。例えば「営業情報をエクセルで集計した方がよい」という意見を持っていたとします。そこで「現場はパソコン持ってない人が殆どだから紙に記入して集約した方がよい」という意見が出た時、「そうですね、じゃあ紙で進めましょうか、どうすれば集約負荷減らせますかね?」と言えるのがデキリーマン。「ダメです!紙は面倒なのでエクセル以外に候補はありえません。」と言ってしまうのがダメリーマンです。

細かいところでやや齟齬が出ても、後で修正できることが大半です。議論で大切なのは目的に照らし合わせてもっとも効果的なやり方かどうかです。自分の意見に固執する人はいずれ破綻します。

⑦無駄なダベりをしない

デキリーマンは無駄口をたたきません。 ニュースがどうだの会社内の恋愛関係だのと、下らない事は自分から振らないでしょう。ただ、相手がそういう人が好きな場合のみ、やむなく情報を集めてコミュニケーションする場合があります。

自制するとすれば、10分以上そういう会話をしない、と決めることでしょう。タバコ部屋や談話室で10分以上私的な話をすることは論外です。ダメリーマン真っ逆さまになるため、やめておきましょう。

⑧フットワークが軽い

「相手に会いに行く」これができる人がデキリーマンです。20代だろうが50代だろうが共通しています。特に大企業の場合、1フロア1部署の場合が多く、別部署の方と話をするには電話やメールだけの場合もあります。下手すればビルが違う場合もあります。

しかし、デキリーマンはフェイストゥフェイスを重視します。自ら会いに行ってお願いする。相談する、悩みごとをヒアリングする。これができなくて、メールだけで偉そうに依頼してばかりいると、人は言うことを聞いてくれなくなります。偉くなって他社とコミュニケーションする場合も全く同じで、フットワークが軽くないといけません。

他社からのお願いが来てから半年後に対応・・・では遅すぎるのです。できれば次の日、遅くても次の週までに一次回答をすべきです。メールで「簡易ではございますが・・・」でも構いません。

何かにつけて「速いこと」は価値になります。

⑨分からないことを素直に聞ける

偉い人は分からないことを素直に聞けます。私個人の脳内統計では、バカな経営者ほど、分からないことを放置します。コンサルや経営企画部から「会社が現状こうだから、こうしたほうがよい」と報告しても、実は用語を理解していないのに、理解しているふりをしてしまって、ごちゃごちゃしたまま下に丸投げ、自分は意思決定しない、というケースが非常に多くあります。

一方で、デキる経営者は「わりぃ、その用語わかんないんだけどなんだっけ」「背景の仕組みを理解してないんだが、A社とB社の関係はそもそもなんだ?」等と、自分がちゃんと理解できていない部分を潰しにかかってきます。その上で意思決定するため、当然品質が良くなるわけです。

勘違いしてはいけないのは「全て網羅的に理解すると大変」だということです。デキる経営者は必要そうな部分で分からないところを聞きます。全部聞いていると時間が足りません。質問力を付けましょう。

こんな過去記事もありますので参考に。

www.psyberlife.com

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仕事が出来るようになるための書籍を網羅します。

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色々試して、デキリーマンを目指しましょう!