サラリーマン向けに「靴の磨き方」を教えます【簡単・初心者用】

この記事を読んでほしい人

  • 20代から50代の男性サラリーマン
  • 特に営業職や事務職など革靴をよく履く人
  • ずぼらな人

「靴磨き」って必要?

靴磨きはサラリーマンの必須スキルです。

サラリーマンなら誰でも革靴を持っていると思います。黒色の革靴、茶色の革靴、雨の日用のレインシューズ、結婚式用のオシャレなシューズ、喪服用のシックな革靴、沢山あると思います。

これら全ての革靴に言えるのが「メンテナンスしておいた方がいい」です。ずぼらな人ほど、革靴はちゃんと磨いた方がいいということです。サラリーマンの評価は足元から始まるからです。

革靴は磨かないと、ホコリがついて汚くなります、そしてもっと放置すると、すぐにボロボロになります。それを防止するのが「靴磨き」です。簡単な作業で、新しく数万円の革靴を毎年買い替える必要がなくなります、靴磨きを覚えるだけで、サラリーマン人生のコストパフォーマンスがグンと上がること間違いなしです。

靴磨きは「3ステップ」

靴磨きは大きく3つのステップに分かれます。

  1. ホコリを落とす
  2. クリームを塗る
  3. ワックスを塗る

意外と簡単ですね。そうです、靴磨きは意外と簡単です。クリームを塗るのは「シューケア」と呼ばれる作業で、靴に折れやシワができるのを防止します。ワックスを塗るのは「シューシャイン」と呼ばれる作業で、靴をピカピカに光らせてオシャレに見えさせる作業です。それらをやる前に、まず「ホコリ落とし」が必須です。

一つ一つ、丁寧に作業を説明していきますね。

靴磨きには必ず靴磨きグッズが必要です。

作業を説明していく中で、おすすめの靴磨きグッズを紹介します。

【Q】靴磨きはどのくらいの頻度でやればいいのでしょうか?

【A】シューケアからシューシャインまで全てやる「ガチの靴磨き」は1週間に1回、または1か月に1回すれば問題ありません。最低限、営業のプレゼンがある前日、他社と会う前日などは、しっかりと靴を磨いておいた方がいいと思います。ただ、馬毛ブラシでホコリをとるのは毎日やることをおすすめします。

(1)ホコリを落とす

まず、靴のホコリを落としましょう。

靴には歩いているときやオフィスに居るときに、土や泥、繊維や紙くずなどが沢山ついています。要するにほこりまみれだということです。クリーム磨きをしなくても、ホコリを落とすだけでもかなり靴を綺麗に保つことができます。

ホコリを落とすには「ブラシ」を使います。

ブラシはホコリを綺麗に落としてくれるとともに、靴の表面を磨く効果もあります。ブラシの毛は固めですが、ブラシの毛で靴が傷つくことはありません。

おすすめは「馬毛ブラシ」です。毛の大きさや滑らかさが最も靴磨きに適しているからです。ブラシを持っていないのであれば、最低限、ブラシだけでも買っておくことをおすすめします。クリームがなくても、ワックスがなくてもいいです、ブラシだけでも買っておけばなんとかなります。

おすすめは「コロニル」というブランドです。


[コロニル] 馬毛ブラシ 17cmx5.4cmx4.5cm CN044042 Brown F

コロニルのいいところは「100%天然馬毛」であることです。この安さでこのクオリティはあり得ないと思いますが、最大手ブランドのためこの価格が実現できているのだと思います。コロニルは「大人の手で持ちやすいサイズ」を考えて作られているため、サラリーマンの手にフィットしやすいです。大きくないので出張するときにも持ち運べます。

隅々まで丁寧に、ブラシを往復させながらブラッシングしましょう。これだけでかなり綺麗になります。まずはつま先から磨きましょう。

靴ひもや土踏まずの周辺は特にホコリが溜まりやすい場所です。目で見ても特に汚れているのが分かると思うので、ホコリをかき出すように念入りにブラッシングしましょう。

5分~10分ブラッシングするだけで、だいぶ違います。

【Q】靴ひもは外した方がいいのでしょうか?

【A】できれば外してからホコリをとったり、クリームを塗ったりする作業をすることをおすすめします。でも、ずぼらな人にとって一番面倒な作業が「靴ひも外し」です。靴ひもを外すのが面倒で靴磨きをしたくないのであれば、もう外さなくていいから磨きましょう。とにかく磨きましょう。

(2)クリームを塗る

次に、靴にクリームを塗りましょう。

靴にクリームを塗りこむのは「シューケア」という作業です。靴は皮でできています。皮ということは生き物です。人間の皮膚と同じだとイメージすればいいでしょう。保湿や栄養を与える作業が必要です。

シューケアは、乳化性クリームを塗って、革に栄養を与え、柔らかくすることが目的です。

靴と同じ色の専用のクリームを少量指にとり、一本指で、革に浸透させるように、少し力をいれながらも丁寧に丁寧に塗りこんでいきます。

おすすめは同じくコロニルシリーズ。


[コロニル] 栄養クリーム 1909 シュプリームクリームデラックス 100ml CN044010 (Blue100ml)

クリームを塗りこんだら、ブラシでブラッシングをすると、よりよくクリームが浸透します。「え?そんなことしたら傷つくのでは・・・?」と思ってしまいますが、変なことにはなりません。ブラッシングをすると革の表面温度が上がり、クリームがよりよくなじむのです。

馬毛ブラシより豚毛ブラシの方が適していると言われています。

布で余計なクリームを拭き取ったら完了です。

【Q】指で塗るのが嫌なのですが・・・

【A】ゴム手袋を着用して指で磨くという方法でもかまいません。

【Q】昨日靴磨きした時に塗ったクリームで靴がベトベトなんですが・・・

【A】クリームを塗りすぎています。そういう「塗りすぎてしまう」人は、クリームを塗る前に「クリーナー作業」が必要です。古いワックスやクリームを先に取る作業です。中級者向けのテクニックです。

(3)ワックスを塗る

最後に、ワックスを塗りましょう。

革靴にワックスを塗る作業を「シューシャイン」と言います。シューケアをしただけだと、革がボロボロになるのを防止しただけです。もっと革靴を美しく輝かせたいのであればワックス磨きが必要です。ライバルのサラリーマンを出し抜いて、かっこよく革靴を履きこなすために必須の作業がこのシューシャインです。

シューシャインは靴をキラキラと光らせ、かっこよくすることが目的です。

油性ワックスを指にとって、靴の光らせたい部分に、円を描くように塗ります。油性ワックスの役割は表面保護と防水性です。表面をさっとなでる程度の量を指に取り、その量が伸びる範囲に力を入れずに乗せるようにして塗ります。

おすすめは「KIWI(キウイ)」ブランドです。ワックスも色が豊富にあります。自分の靴に合った色を選びましょう。


[キィウイ] パレードグロスプレステージ 黒 537

クリームと違い、ワックスは革靴の全ての箇所には塗りません!ワックスを塗るのは「つま先」「かかと」「サイド部分」の3つです。

また、ワックスを塗った後に、1滴水を垂らしてまた拭くと、ワックスの仕上がりがグッと良くなります。靴磨きのプロはワックス→水→ワックス→水・・・と何回も繰り返して拭きます。

靴磨き用の「布」を買うと捗る!

最後に、まだお見せしてないおすすめグッズを紹介します。それは「布」です!サラリーマンであれば、古くなったスーツシャツを切って使っても全然問題ありませんが、専用品はやはり磨きのレベルが違ってきます。

お金もそこまでかからないので、ぜひシューケア用(クリーム用)の布、シューシャイン用(ワックス磨き用)の布も買ってみて下さい!

クリーム用の布

「ウッドフィールド」ブランドの靴磨き用クロスがおすすめです。


[ウッドフィールド] 靴磨きクロス EXTRA COTTON お得セット 日本製 シューケアシリーズ 2枚セット Free

コットン生地でできているスタンダード品です。安くて使いやすいです。普通の布を使うと「毛立ち」をしてしまって革靴に嫌な毛が残ってしまいがちですが、このクロスはそんなことありません。安くて使える最強品です。

ワックス磨き用の布

「ルボウ」ブランドの「ハイシャインポリッシュクロス」がおすすめです。


[ルボウ] ハイシャインポリッシュクロス EX(3枚1セット) 尾州産クロス

ハイシャイン(鏡面磨き)に最適なクロスです。他社品に比べて手に取った時の大きさがちょうどいいのがおすすめポイントです。当然、商品名のとおり最高級のクロスです。愛知県で作られたジャパンブランドなので信頼感があります。「素早く上質な仕上がりになる」を売りにしています。

「靴磨きセット」を買うのもおすすめ

本当は1個1個、自分の靴の色に合わせて買った方がいいのですが、面倒ですよね?

革靴がボロボロになってきて気になっている、取り急ぎ、革靴のケアをしたい」そういう人にはこのセットがおすすめです。

銀座大賀靴工房のシューケアスターターキット。


[銀座大賀靴工房] MSN[エムモゥブレィ] M.MOWBRAY シューケア スターターセット (ニュートラルセット

色を気にしないニュートラル色のクリームです。靴磨きの基本セットがすべて詰まっています。ワックスが入っていませんが、銀座大賀靴工房特製の「ムートンクロス」というフワッフワのクロスが入っています。これで最後に磨くと、ワックスで磨いたかのようなキラキラになります。初心者にはうってつけです。

これを買って、同期と差をつけましょう!

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