会話力は向上できます。
目次
会話力とは
会話力を伸ばしましょう。
就活や仕事において、よく「コミュニケーション能力が高い方がいい」とよく言われます。
このコミュニケーション能力というのはかなりざっくりした概念で、会話力や感情を読み取る能力、相手から好かれる動作、気に入られるルックス、自己表現能力等、複数の能力の総合体です。
コミュニケーション能力の低い人として、「コミュ症」だとか「発達障害」「ADHD」「ネクラ」「オタク」だとか色々言われます。しかし、コミュ力を一発で向上させ、改善させる方法はなかなかありません。
「会話力」だけであれば、誰でもある程度の能力を身につけることが可能です。
テクニックなのだと割り切って、学んでおいて損はありません。
- 取引先と飲み会をするとき
- 上司と出張に行くときの間もたせ
- 気難しいお局様と一緒にランチに行くとき
- 就活で休憩中に雑談するとき
- 就活で最終選考ディナーに臨むとき
- 内定式で同期といち早く仲よくなりたいとき
応用できる場面はメチャクチャあります。
メリットばかりです。ぜひ覚えましょう。
会話力がない人の特徴8つ
①自分のことだけ考える
会話力が無い人は、自分のことだけ考えがちです。
「僕はこういう経歴なのさ」
「私の血液型はA型なんだけどね」
「本当にウチの子供が可愛くてね」
こういった話をずっと続けていてはNGです。
会話はキャッチボールです。自分だけが喋っても意味がありません。
相手も実は喋りたがっているのです。見た目がもじもじしている人でも聞かれればうれしいものです。
②結論を出したがる
会話力が低い人は、結論を出したがります。
「それってこうじゃん、はい終わり」
「結局、あの会社終わってるってことでしょ」
「あなたダメじゃない、絶対結婚できないわよ」
こういった発言が多いと、相手と会話が続きません。
会話は続けるものです。結論を出すような議論とは別ものです。
しかも、相手を不快にさせてしまうような言い方をしてしまっていませんか?
楽しく過ごすための言い回しも必要なのです。
③発言を真に受けすぎる
会話力の低い人は、真に受けすぎます。
冗談で馬鹿と言われても
「え・・・すいませんすいませんすいません」
「は?ふざけんじゃないわよ!」
「(ムスーっとして黙ってしまう)」
こういった反応はNGです、会話が続きません。
会話はノリです。上手く波に乗れるようにしましょう。
ただ、本当に相手をバカにすることでしか会話を組み立てられない程度の低い人間もいます。そういった人間には怒りをもって反応してもいいでしょう。
④自分をネタにできない
会話力の低い人は、自分をネタにできません。
「失敗談を語るなんで嫌だ」
「私は上手くいった彼の話しかしたくない」
「人をイジるのはいいけど自分はイジられたくない」
こういう人はダメです、会話が続いても、会話の相手を傷つけることしかできなくなります。
会話は分かち合いです。自分も相手もさらけ出すのがポイントです。
ただし、自分をネタにしすぎると「コイツ本当にバカなんじゃないか」と低く見られてしまうため、それもよくありません。なにごとも程度を保ちましょう。
⑤相手のことを聞いてない
会話力が低い人は、相手の話を聞いていません。
相手が子供欲しくてもできないと言ってるのに
「いやぁ、本当にウチの子供は可愛くてね!」
「妊娠するまでちゃんとしてます~?」
「ペット買えばいいんだよ!」
などとトンチンカンな回答をしてしまいます。下手すると会話のトーンが神妙なときにバカ話をして白けさせてしまいます。
会話は共感です。相手はあなたに対して有る程度「こう返してほしい」という希望がありつつ話をしているのです。
意外と簡単です。「大変ですね、分かります」「本当に面白いねそれ」のどちらかです。どっちか言っとけばハズレはないです。そこから繋げましょう。
⑥次の行動を考えたがる
会話力の低い人は、次の行動を考えたがります。
「あ!駅に到着しましたね!出ましょう!」
「もうあと30分で打ち合わせ開始ですね、行きましょう」
「もっと早く歩いてよ!間に合わないでしょ!」
話を続けたいのに、行動を優先されると相手は不快になります。
会話はタイミングです。「その時にしか言い出せない」こともあるのです。
次の行動を考えるのはいいのです、予定やスケジュール管理もビジネスでは重要です。でも、相手が「今しか話せない」という雰囲気を出しているのであれば「1本電車遅らせますか」と言える余裕が必要です。
⑦相手を褒めない
会話力の低い人は、相手を褒めません。
「俺はTOEIC900点だから同期でトップかな」
「君ももう少し英語を勉強したらいいんじゃないかな」
「良い文法書教えてあげようか?」
こういった話を延々とされて、楽しいと思いますか?思いませんよね。
会話は楽しませるものです。相手をアゲないと始まりません。
相手が何も持ってなさそうでも、好きな物や趣味を聞き出して「ドイツ語上手なんですか!スゴイ!」「アプリゲームで日本トップってすごくないですか?」などと、上げてあげてあげまくりましょう。
⑧相手の話をさえぎってしまう
会話力の低い人は、会話を遮ってしまいがちです。
「いや、それより英語参考書の話を」
「あなたの結婚の話より、部長の不倫の話面白いですよ」
「あなただけじゃなくてお局様も不妊に悩まされてますよ」
相手が喋りたい、共感してほしい、ここぞという話があるというときに遮る行為は最悪です。
会話は波乗りです。連続して続いてないと楽しめないものです。
会話の流れを変えるのは、皆が何もしゃべらなくなって無言になってからです。覚えておきましょう。
会話力のトレーニング方法5つ
①毎朝「挨拶」をする
「挨拶」はメチャ効果があります。
挨拶は人と話すスタートです。挨拶をしているだけで話しかけ方をマスターすることができます。
しかも、挨拶してるとそのうち、相手から一言二言話しかけてくるひとも現れて、そのうちネタを提供してくれたりします。
挨拶するときに「元気そうだね」「蒸し暑いよね」「今日はなんかお疲れ?」等と一言添えると、より会話が広がります。
挨拶をしていると、飲み会やランチの時にも話しやすくなります。
挨拶をしていると、就職活動でもひけめなく発言することができます。
いいことづくめです。
②たまに「雑談」する
仕事中や就活の休憩中に、雑談をすることがかなりトレーニングになります。
雑談って難しいです。
5分以内に終わらせる(でないと仕事しろと怒られる)、会話のネタを探す、相手を一瞬で引き込む、オチをつける、長期会話の全ての要素が詰まっています。
雑談のポイントは「ネタを探す」です。
色々試してみて下さい。「昨日新聞みてたらさー」「さっきの部長のスーツ、見た?」「業界的にこっちも受験しておいたほうがいいかなぁ」など、色々な切り口があります。
「雑談なんですけど」と最初に断っておくと話がしやすくなります。
雑談こそが会話の基礎です。
③時事ネタを集めておく
時事ネタを集めると、かなり効果的です。
一番いいのは、相手の趣味に合わせることです。
例えば部長が野球好きなら「昨日阪神勝ちましたね」が一番いいはずです。なので、野球ニュースを毎日ウォッチすべきです。
でも、何が趣味も分からないし、誰と話すかもわからない。そういう時は普通のニュース欄を見ておきましょう。
政治や宗教の話はタブーの人もいるため、オススメは「会社の不祥事」と「事件」「ガジェット」「料理・美味しいお店」の4カテゴリーです。
誰が聞いても楽しめるからです。
「あの会社が倉庫トラブルやっちゃったの大変ですよね、ウチの会社にも関連しそうですよね」から始めると、男性はかなり食いつきやすいですし、「最近、六本木にめちゃ美味しいスイーツのお店できたらしいですよ」と言えば、女性もとっつきやすいです。
④ネタになる小物を持つ
話をするのが本当にニガテ、だけど一言は喋りたい。
そういったときは「小物」を用意しましょう。
- 高級ペン
- 葉巻
- アイウォッチ
- 高級革靴
- 時計
- レアなネクタイ
こういった特徴的な小物をもっておいて、あらかじめストーリーをつけておきます。
「このペン、就職祝いにとオヤジが買ってくれたんですよ、使い込むと結構オモシロイ色がでるんですよね」などと、その小物の背景やマニアックな使い方等を覚えておけば、相手を数分間は楽しませることができます。
⑤笑顔の練習をする
意外とあなどれないトレーニングが「笑顔」です。
コミュ症の人は、喋る時に顔がカタマってしまってます。
ガチガチに固まった顔でオモシロイことを言われても、素直に笑えません。
あっはっはと笑えるように、毎日朝、鏡の前で口角を上げるトレーニングをして下さい。
コミュ力アップのためのオススメ本
オススメは2冊あります。
人たらしのブラック心理術 (だいわ文庫)
この本は何回も熟読することをオススメします。
相手を褒めてアゲアゲにするためのあの手この手のテクニックが満載です。
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さらっと流し読みして、いいなと思った語彙をメモしておくという使い方がベストです。
私、こんなアタマ良くない!と思う人は、この記事でアタマの良さをアップできます。
