20代~30代後半までで「初めて転職するんだけど」という人向け。
目次
転職市場が活性化してる今はチャンス
不況で厳しい時代だと言いながら、2018年も日本の求人倍率は伸びています。
ここ数年転職する人が増加しています。
企業も即戦力の人材を確保するため、転職など中途採用の求人を増やしているのです。
転職して賃金がアップした人も多く、それ見て自身も転職をしてみようと考える人が多いのではないでしょうか。
実際に転職して賃金が上がったという声を私の周りでもよく聞きます。
しかし、いざ転職をしようと考えても新卒の就職活動とは違い誰も協力、サポートしてくれず、そして初めての転職のため、何をして何から始めればいいかわからないと思います。
そこで、何から始めればいいか分からない人も、これを見れば転職する準備ができ成功へ導くことができます。
1)働きながら転職活動する
転職を考えだすと「今の会社、もう辞めちゃおうか?」と思いがちです。
会社を辞めた方が転職活動に割く時間ができて、じっくり落ち着いて活動ができると思われがちです。
しかし、勢いで会社を辞めると痛い目をみるのでオススメできません。
会社を辞めてしまうと収入源がなくなってしまい、毎月の生活を貯金から切り崩していくことになってしまいます。
そうすると貯金が尽き始め焦りからか冷静な判断ができなくなり、目先の企業に転職してしまいます。
そして、本当の目的と違う会社に転職してしまったことを後悔してしまうというケースが多いのです。
一方、働きながら転職活動をすると、お金の心配は無くなり、時間をかけて良い求人が出るのを待つことができます。
それだけではなく、客観的になり今いる会社と転職先の会社を比べることができます。
初めての転職であれば、いきなり今の会社を辞めるということは思いとどめましょう。
2)自己分析をする
転職活動を始めるために、まず始めることは「自己分析」です。
新卒の就職活動でも自己分析を行うので、やったことがある人は多いと思います。
しかし、転職活動の自己分析は、新卒の就職活動の自己分析とは全く違います。
新卒の時の自己分析とは違い、転職活動しているあなたは社会経験や仕事の経験があります。
そのため、社会経験や仕事の経験から得たスキルや成功経験、それだけでなく過去の行動や実績などから弱みや失敗体験などを結び付けて自己分析をする必要があります。
例えば、下記のような観点から考えてみて下さい。
《自己分析のトピック例》
- 前職の良い所、悪い所
- 転職すると決意した理由
- これまでに学んだ自身のスキルや専門性
- どんな仕事で生かせるのか
- 5年後、10年後、自分はどんな場所でどんな仕事をしているか?
- どんな実績があったか?
- 何か会社で表彰されたことはあるか
- 経験(海外出張・研究開発ほか)
- 何に不安を感じ、何に喜びを感じるのか
- 楽しかった仕事は何か、それはどうしてか
おすすめのやり方は、実際に紙に書いてみることです。そして、友人や家族と雑談しながらこのトピックについて口頭で説明してみることです。
最初は意外と、上手く表現できません。
また、自分ではできた!と思っても、相手からすると「うーん、イマイチ伝わらないんだよね」ということもあります。そういうときに、聞いてもらった人にボヤけているポイントを率直に言ってもらいましょう。
これをやっておくだけで転職の成功率が倍増します。
3)転職先を決める
自己分析の後に、一番重要な「希望業界・転職先」を決めましょう。
必ず「後」です。自己分析を放置すればするほど、本当に自分が行きたかった会社から遠ざかるからです。
しかし、自己分析をしていても抜けてしまいがちなことがあります。
それが「条件の洗い出し」です。
転職先を決めるとき、希望に満ちた新たなスタートで転職先への想像が膨らみ、あれもこれもと欲張り過ぎた高い理想で応募先が見つからないという事態がよく起きます。
それだけではなく、ただ単に今の会社を辞めて違う会社に行きたいという理由だけで転職してしまい後で、こんなはずではなかったと後悔するだけとなってしまう可能性もあります。
また、同じ職種でも業界の違いで、給料や環境など様々な事が違ってきます。
そのため自身が転職先を決めるときは、自身が優先することを事前に決めて置き、それを基準して考えることが重要になります。
それによってスムーズに業界や会社を決めることができ様々な事態を防ぐことができます。
《次の会社に求める条件の例》
- 年収がいい
- 福利厚生が良い
- 勤務地が近い
- 資格やこれまでの経験を活かすことができる
- 過度に忙しくない
- 設備が充実している
- 離職率が低い
- 職場の雰囲気がいい
- 資格取得の支援体制がある
- 独立を支援してくれる
- キャリアアップ制度がある
- 退職金がある
- 出産/育休制度がある
- 年間の休日が○○日以上
- 長期休暇を取りやすい
4)登録をオススメする転職サイト・転職エージェント
自己分析と条件付け、この2つをやっておけば、半分、転職活動は成功したようなものです。
最後にやるのが、転職サイト等に登録し、オファーを受ける作業です。
転職サイトと転職エージェントの二つがありますが、それぞれ違いがあります。
「転職サイト」・・・自身でweb上のコンテンツを自由に使い業種・職種等で求人を検索し、希望に沿った企業の求人に応募します。応募や職務経歴書の制作、面接などの手続きをすべて自分自身で行います。
「転職エージェント」・・・キャリアアドバイザーが付き、仕事探しや応募書類の書き方、面接対策、面接日や入社日の設定など転職活動をサポートしてくれます。
基本の転職サイト
リクナビNEXT
リクルートが運営しており、会員数は600万人以上、求人件数は8000以上で転職者の約8割が利用している国内最大級の転職サイトです。
リクナビでしか会えないリクナビ限定の求人案件が多くあります。
マイナビ転職
株式会社マイナビが運営する会員数は400万人以上、求人件数はリクナビネクストに肩を並べる大手転職サイトです。
20代~30代の採用に強みをもっています。
基本の転職エージェント
リクルートエージェント
リクナビNEXTと同じリクルートが運営している業界最大手の転職エージェントサービスです。
圧倒的な知名度とブランド力、そしてそれによる充実したサポートが受けられます。
他のサイトでは見れない非公開求人が多数あります。
マイナビエージェント
業界2番手のマイナビが運営しているエージェントサービスです。
こちらも豊富な人材情報からオファーを受けることができます。
土日も含めて対応してくれているところがありがたいです。
DODA(ドゥーダ)
国内最大手人材紹介会社パーソルキャリア株式会社が運営し、リクルートエージェントと肩を並べる転職エージェントサービスです。
求人情報に、IT・エンジニア系・技術系の業種が多いです。
JACリクルートメント
海外で通用するキャリアが欲しい方に。外資系企業への転職はJAC Recruitment
ジェイエイシーリクルートメント、年収600万円以上のハイクラス求人を扱っているエージェントです。
高めの年収が絶対!という人は必ず登録しておきましょう。
国内海外の多数の企業からオファーがあります。
登録のコツ
上記は基本の会社なので、すべて登録しましょう。
その上で、業界個別の転職サイトを探して登録していくという手順を踏みましょう。
4~10個の転職サイト等登録がベターです。
3以下だと比較対象が少なすぎます。10以上だと管理しきれません。
5)職務経歴書を作成する
転職活動では職務経歴書を提出する必要があります。
職務経歴書は履歴書とは違います。
履歴書は、資格や学校歴等、基本情報を掲載する書類です。新卒の就職活動の時はこれで十分だったはずです。
職務経歴書は、今までの職業のポジションや携わってきた仕事とその期間、どのような専門知識や技術があるか、他人との協調性や仕事への姿勢、どんな評価を受けてきたか、仕事における実績など、今までの自身のキャリアを書面上に具体的に書き自由に説明する書類でのプレゼンテーションです。
職務経歴書には決まった書式がないため自身のオリジナリティを出すことができます。
そのため、ただキャリアの内容を書くだけでなく自身のキャリアと転職先が求めている人材やスキル、そして会社の方向性がマッチするというような内容の文章を書き、転職先に欲しいと思ってもらうアピールが重要です。
しかし、職務経歴書一つで自身の印象が左右されるため、「読みやすいレイアウト」「分かり易く、無駄に長くない文章」などポイントを押さえて書くことが必要になります。
また、職務経歴書は面接まで進んだ際にも重要になります。
面接は職務経歴書の内容についても追求してくるため過剰にアピールし過ぎると、その部分を突っ込まれて聞かれてしまい結果的に何も答えることができない事態になってしまう可能性があります。
そのため自身のスキルや成果以上のことをアピールするのは控えまる必要があります。
6)面接対策
面接はマナーを守り、経験や仕事への意欲、熱意をアピールすることも大事ですが同じように面接日程を管理することも大事となります。
特に働きながら転職活動する人は、面接できる時間が限られています。
多くの企業は平日に面接をおこなっているため複数重なってしまう可能性があります。
その場合、先方に連絡を取れば面接日程の調節をしてもらうことができます。
しかし、転職市場はスピードが大事で他の候補者も多くいるため、キャンセルした時点で「どんな事情であれ、選考に来なかった」ということになり、不採用となってしまう厳しい企業もありますので注意が必要です。
そのため転職を始めようと考えたら、なるべく有給休暇を面接に使うようにし、平日に時間が取りやすい時期を見極めしっかりと面接日程を管理する必要性があります。
また、複数社受ける場合は優先順位を明確にし、優先度が高い企業を先に受けることによって、第2希望の企業から先に内定がでても意思決定を急かされてしまうという事態も避けられます。
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