年収1,000万円以上の方は読まないで下さい。
現在、あなたは年収いくらですか?
今日はあなたが将来勝ち組になれるのかどうかをチェックしましょう。
自分の将来の年収を試算してみよう!
今日のテーマは昇給です。
昇給とは、毎年少しずつですが給料が増える仕組みのことです。会社によって昇給制度は違いますが、日本企業は年功序列の会社がほとんどであるため、1年ごとに少しずつ基本給がアップしていく仕組みが組み込まれていることが多いのです。
- 働ける期間が決まっていて
- 毎年収入の増える額が決まっている
この2つの条件から何が言えるでしょうか?そうです、あなたの年収の上限は決まっているということです。
意外とこれを認識しておらず、「いつか部長になったっらどーんと給料増えるかもなぁ」等とボケーっとしている人が多くいます。何も考えずにいると、すぐ60歳になってしまいます。
「え、マジで?」と思いましたか?マジです。あなたの年収の上限(定年時の年収)は決まっているのです。勝ち組なのか負け組なのか平均なのか、一度、チェックしてみましょう。
計算に必要な情報を揃えよう
「定年時の年収」を仮試算することで勝ち組かどうかチェックしてみましょう。その準備として、あなた自身の5つの情報を用意して下さい。今の職グレードの情報でかまいません。
- 基本給の額
- 定期昇給額(ベースアップは除く)
- 地域手当等
- 残業代(ざっくりでOK)
- ボーナスの月数
本稿は20代~30代の社員を想定していますが、給与明細なんて興味ないから今まで捨ててきてしまった、そういう人も多いかもしれません。であれば、直近のもので構わないので取っておきましょう。一番確実なのは人事部に聞くことです。プロなので丁寧に教えてくれるはずです。
余談ですが、「定期昇給」と「ベースアップ」の違いは分かりますか?
正社員の場合、毎年4月に定期昇給と称して給料が上がります。 これは就業規則で定められた昇給表・賃金表に従って、上司による社員評価・ 査定に応じて給料が昇給するという仕組みです。これは「制度」であるため、懲罰でも受けない限りは基本的にゼロにはなりません。
一方、ベースアップは昇給の1種なのですが定期昇給とは違います。 まず、毎年あるものではありません。定期昇給とは別に全社員の基本給を一律で底上げすることを指します。新聞などでは「ベア」と略されることもあります。大企業の労働組合が社長等にかけあってベア額を決める会社が多いと思います。
実際に計算してみよう
失礼。余談は以上です。まずは、定年時の基本給を計算してみましょう。(毎年評価「普通」で昇給していくものというざっくりベースです)
「基本給額」+「定期昇給額」×「残りの勤続年数」=「定年時の基本給」
次に、この「定年時の1ヶ月の基本給」から手当や残業代を加味したフルの月給を算出しましょう。
「定年時の基本給」+「地域手当等」+「残業代」=「定年時の月給(フル)」
次に、「ボーナスの月数」に12ヶ月を足して下さい。例えば年間で2か月分だとすると、14か月分になります。これを「年間月数」とします。
「定年時の月給(フル)」×「年間月数」=「定年時の年収」
算出できましたか? 幾らになったでしょうか。
一度こちらで仮の条件で計算してみました。
- 基本給=20万円
- 定期昇給額=0.2万円
- 地域手当等=3万円
- 残業代=4万円
- ボーナスの月数=2か月
現在25歳で60歳が定年ということで考えると、25歳の現時点では年収378万円、定年時には年収525万円という数字が出ました。
「勝ち組」の年収基準っていくらだ?
さて、次にこの年収がどの程度のイメージなのか。については前回の記事で書きましたので参考にしてください。
上記の記事はややエリート向けに書いていますが、首都圏で勤めているノーマルなサラリーマンであれば、30歳で500万円以上だと勝ち組だと書きました。
さっきの仮計算では60歳でようやく525万円でしたね。これだと勝ち組っていうか・・・超負け組?
そうです、負け組です。お気づきかと思いますが、この計算式は「昇給額」が全ての鍵となっています。勝ち組のボーダーラインを探るために、大企業の平均昇給額である約7,000円で再計算すると、60歳で721万円となります。200万円以上の差が出ますね。リアルに考えると、初期の基本給にも差があり、更にベースアップ等も加味されるため、本当はもっともっと差が出ます。
と、いうことで・・・定年時の年収判断については、
「800万円」を基準にしましょう。
補足すると、この計算は「ずっと同じ平社員でいた場合」で計算しています。最終的に課長にまでくらいならなれそうだと思うのであれば、課長の基本給・昇給額で再計算してみて下さい。リアルな定年時年収が算出できるはずです。
「負け組」だと感じたら大企業に転職せよ
これ以下は、「やべー俺負け組だわ」と感じた人だけ読んで下さい。
優良な大企業に所属していると中小・大企業関わらず毎年昇給があります。しかも結構な額あります。一方で、業績の悪い中小企業は昇給額が低いという特徴があります。
先ほどの計算では、低昇給額の会社に居続けても全く給料は増えないということが分かりましたね。強い言い方をすると、働くだけ時間の無駄かもしれないということです。
昇給がゼロの会社と1万円の会社だと、1年で10万円以上、年収に差がついていくということです。それが10年続いたらどうなると思いますか?100万円以上の差がつくことになります。20年経ったら・・・こんな風に、地味にどんどん差がついていくのが給与制度の怖いところです。
転職するなら大企業を狙え。
これが本稿のメインメッセージです。しかし、どうすれば上手く大企業に入れるのかサッパリ分かりませんね。なので、次回は大企業が今求めている人材像についてお話ししましょう。これを理解するとだいぶ転職成功率が上がるはずです。
↓↓↓本記事の続きの記事↓↓↓
ぜひ読んでみて下さい。本記事の読了ありがとうございました。
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